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22日付日経新聞夕刊に、市立尼崎高校男子バレーボール部コーチの男性臨時講師(28)が10回以上平手打ちをした記事の続編が記されていました。
3年生部員(17)が20~30分意識を失い、鼓膜損傷で2週間のけがをさせた釈明をした、と記してありました。
「自分に自信がなく、監督の言う事にしか従ってくれなかった」
えーっつ! だから暴力を振るったのですか?
自分に自信が無いから、暴力を振るったのですか?
暴力を振るえば、部員が自分に従うとでも思ったのですか?
人間関係、信頼関係って暴力ですか?
そうですよね。
部員から頼りにされても、どうしたらいいかわからないので、見ないふりをして部員に丸投げするしか無かったのですよね。
また、良いことを言っておきながら別の私的な目的があったり、部員の為と言っておきながら自分の為に動いていた場合、部員に見透かされますものね。
そして、言ってることとやってる事が違ったり、一貫性が無かったりすると、部員はついて来ませんよね。
だから、人に怒りをぶつけるものじゃないと言っておきながら、部員に怒りをぶつけたのですよね。
部員の髪の毛を引っ張る体罰を加えていた監督が「これが体罰だとは思わない」という、その後ろ姿を学んでいたのですよね。
自分に従って貰おうと思うなら、
感情的に安定していて、説得力があり、自分がサポート出来る事をしっかりと部員に伝えられること。
そして、
「平手打ちをして部員に怪我をさせる」よりは「自分に自信がなくても、コーチとしてどう在りたいか」を部員に伝えた方が、自分に従ってくれるのではないでしょうか。
市立尼崎高校の生徒は全く関係ありません。むしろ生徒や保護者の方々は、大いなる被害者です。
市立尼崎高校そのものが、残念な学校なだけです。
じゃ、また!