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1月8日の神戸新聞に「どう防ぐ?子どもの事故」というのが掲載されていました。
毎年同じような事故が起きている現状を、変えなければならないが、
ではどのように自己を予防すれば良いのか? というものでした。
セーフキッズジャパンの研究チームは予防をABCで考えようと提案しています。
「A」は変えたいもの
「B」は変えられないもの
「C」は変えられるもの
「C」の変えられるものを変える事によって「A」を変えるという考え方です。
そして、「変えられる」ものは3つあると言われます。
1つ目は「法制化」
2つ目は「環境改善」
3つ目は「教育」
です。
子どもの事故を考える時、性別や年齢、事故が起きやすい時間、
保護者が見守っていたかなどが特徴として議論されます。
しかし、上記ABCで考えると、これらは「変えられないもの」が多いとか。
こうした特徴ばかり議論していても、なかなか効果的な予防策を見つけることは
出来ず、「気を付けましょう」と呼び掛けるだけに終わってしまう。
しかし、そこに「変えられるもの」という視点を加えることで
イノベーションを起こせるのです。
と大野美喜子理事は書かれていました。
私たちが陥りやすいのは「変えられないもの」に目を向けて、「だから無理だわ」
と何も変えようとしないことです。
しかし現実は何か対策を打って変えていかなければ、同じ事故が繰り返されるだけです。
保育園の送迎バスの置き去りなど典型的なもので、人数確認・氏名確認をすれば
起こりえない事故だったと思います。
こういった変えられることを自分事として受け止めることが出来ないから、
第二、第三の同じような事故が起こるのだと思います。
そして、ここでの「教育」は、私は教育現場の先生方への「教育」だと思います。
きっちりされている先生方もおられます。きっちりされている保育園・学校も
あります。
しかし、そこで同じような事故が繰り返されるのは、やはり校長・園長・先生方の
考え方が現実に現れているのではないかと思います。
そしてそれらがきっちりできているか判断できる「法制化」も必要だと思います。
現在はただ文字に記しているだけで、その通りにはなっていません。
文部科学省はただ通知を送っただけ。
学校・園はただ通知を受け取っただけ。
そういう意味の無い仕事はムダであって、
きっちり法制化の元でのチェックが必要だと思います。
防げたはずの事故や自殺。
変えられるものを変える努力は大人しか出来ません。
少子化と言われている中、
少しでも子ども達の命が失われないようにしたいものです。
じゃ、また明日!