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ある人が言われていました。
AさんとBさんが、たまたま同じ国に行ったようで、その国の話をしていました。
Aさんはパンフレットに書いてある豪華なホテルに泊まり、あちこち有名な観光地を
見て回ったそうです。
食べ物も豪華だし待遇もよく、この国が気に入ったようです。
よって、この国の旅行を人に勧めているそうです。
Bさんも同じ国の同じ場所に行き、長期滞在だったので時には自炊もしたそうです。
よって、市場で買い物をするために、Aさんが泊まった高級ホテルの裏側を歩いたり
街中を歩いたりしたそうです。
ホテルの裏側はスラム街で、人々は貧しい生活を送っていました。
写真にはスラム街のボロボロの家の後ろに、その高級ホテルがそびえ立っていました。
裏を見せないのは国の方針かも知れませんが、どちらもその国です。
高級ホテルや有名な観光地巡りも良いでしょう。
しかし、それだけでその国の事が本当にわかったと言えるのかどうか、疑問です。
その国の現状は、高級ホテルのすぐ裏にはスラム街があり、人々は貧困にあえいでいる
のが、本当の姿です。
やはりその国を知るには、裏も表も両方見ないと、
その国を理解した事にはならないと思います。
これは何処の国でも同じだと思います。
日本でも神戸淡路大震災の10年目で復興したと言われていましたが、
繁華街の表通りは確かに新しいビルが立ち並び、復興したように見えました。
しかし一筋裏の通りには、まだ傾いたままのビルや家々が立ち並んでいました。
本当に街が復興したなと実感したのは震災から20年が経ってからでした。
東日本大震災もまだまだ復興の道半ばだと思います。
物事を見る時は、何処を見て判断するのか、どの範囲まで見て判断するのか
それによって見え方は全然違ってきます。
SNSのお陰で情報は手に入りやすくなりました。
しかしその反面、間違った情報にもさらされやすくなりました。
自分は何処を見て判断するのか、何を信じて判断するのか。
その為には自分の価値観をはっきりさせ、
自分軸を持って判断する必要があると思います。
旅行は綺麗な所を見がちですが、
裏の部分も見た方がよりその土地の文化がわかると思います。
じゃ、また明日!