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人間関係に於いて「心の距離」という表現を使う事があります。
「心の距離が近づいた」とか「心の距離が離れて行った」とか。
人間の内面的な関係性は「心の距離」で推し量れそうです。
しかし、「心の距離」とはどういうものなのでしょうか。
これは
「相手に対する関心の度合い」と
「相手との間の信頼感」で成り立っていると思います。
いつも身近にいる人と遠くにいる人と比べてみても、
近くにいるから「心の距離が」近い訳でもなく、
遠くにいるから「遠い存在」とは限りません。
心の距離は物理的な距離とは違うようです。
近すぎるから感情が入り、相手が気になって仕方がない状態になり兼ねません。
自らを被害者であると主張する人は、相手に対し過剰な関心を抱き、
依存してしまう場合があります。
それが高じると、妄想レベルに発展する可能性もあると思ます。
これは、信頼感の欠如が心を遠のかせていると思います。
相手に関心があり過ぎると、束縛やコントロールに繋がります。
親が子に過干渉過ぎ、子どもの自主性を認めようとしない場合、
親子の間の信頼感は乏しくなり、憎しみの構図になって行きます。
子育てで上手くいっている人は、
「過干渉過ぎず、信頼感に重点を置く」距離を保っています。
心の距離を程よい感じにするには「関心度」に囚われすぎず「信頼感」に重きを置く。
これが良い人間関係の秘訣だと思います。
私も何人もの親が過干渉であるが故に、子どもを潰してしまったのを見ています。
進学・就職・結婚。
子どもには子どもの人生があり、親の人生ではないのです。
そこを錯覚している人が多いのです。
私は若い時から人間関係に於いては「信頼関係」に重きを置いてきました。
これまでもだし、これからもです。
「関心度」に重きを置くと、そこには感情や思考が入り込み、
心の距離が離れていく結果になって行きます。
大切にしたい人との人間関係に於いては、
やはり「信頼関係」を深めていきたいものです。
じゃ、また明日!