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接客業では「接客」と「接遇」の違いを教えることがあります。
なぜなら、それが売り上げに繋がるからです。
「接遇」とは、「接客」をより深めたものです。
例えば東京ディズニーランドの接客は「接遇」だと思います。
接客+アルファ―の丁寧な応対が「接遇」のイメージです。
目の前のお客様の目的に対して対応していく「型」が接客であり、それより深くしたマインド、
「そのお客様のために何ができるか」を考えて接していく姿勢が「接遇」だと思います。
接客=おもてなしであり、お客様の側に立って考えるのが当たり前です。
お客様とどういう関係性を築いていきたいのか、お客様に対する心のあり方=マインドが
大切になってくると思うのです。
これは接客業に限らず、どの職種でも同じだと思います。
仕事は必ず相手さんがいます。
自分が売り手で自分が買い手にはなれないのです。
起業してもお客様が相手です。
よって、お客様のニーズを引き出すのが接遇です。
それは自分の仕事の目的は何かを考え、目的意識を持って相手に対応する。
それが、信頼関係や人間関係を築いていくための必要な要素だと思います。
それは企業や起業に限らず、お役所と言われるところでも同じだと思います。
ものを売ってお金を貰う形を取らないから、結びつかなかもしれませんが、
役所なら、国民の生活がより豊かになるように、学校なら子供が勉強しやすい環境を作るために、
とそれぞれの役割があります。
本来の役割を忘れて、或いは本来の役割を考えずに表面的な管理仕事をするのは、
お給料を貰っている以上、仕事をしているとは言えません。
職務怠慢です。
如何に国民に思いを馳せる仕事をしているのか。
如何に子どもたちが勉強しやす理環境を作っているのか。
如何に人間教育を意識してやっているのか。
これらが「接遇」の仕事だと思います。
北海道旭川市の「中2いじめ再調査」で、今津寛介市長は市が再調査を行う方針を表明しました。
遺族側は所見書で「自死に至る経緯、因果関係に関する判断を放棄している」とし、
再調査を求めていました。
いじめ問題の調査に詳しい池坊短期大学の桶谷守学長(教育学生徒指導)は、
「第三者委は広瀬さんの心情や行動の変化を母親から詳細に聞き取り、抑うつ状態になった
影響を検証すべきだった」と指摘。
「いじめの調査は責任追及ではなく再発防止が目的。
 亡くなった生徒の心情に思いをはせることが大切だ」と話した。(神戸新聞より)
人間相手の仕事、特に人間教育をしている教育現場に関しては、
特に生徒の心情に思いを馳せる必要があるのではないでしょうか。
今回の今津市長の判断は、市長としての「接遇」の判断だと思います。
じゃ、また明日!
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