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最近、日本の教育はこれで良いのかと思うようになってきました。
一番は自分の反省からです。
私は幼稚園から小学校・中学校・高校・短大とずっと無遅刻無欠席でした。
確かに、高校を卒業する時は皆勤賞を貰いました。
しかし、今の自分から見れば「それが何なん?」でしかないのです。
ただ、遅刻もせずに休みもせずに学校に行って授業に出席していただけです。
では、どれだけ自分の意見を人に説明することが出来るかというと、皆無です。
なぜなら、その「出席」は皆の答えと同じように合すことに
エネルギーを注いでいたからです。
自分の考え、自分の意見を磨いてきたわけではありません。
よって、自己肯定感が低いのです。
今から思えば、学校で求められていたのは「用意されていた正しい答え」や「皆と同じ」
という事でした。
そこから外れると注意されるのです。
しかし、それこそが正しい事なのでしょうか?
そして大人になってもそのままで「前例がないから」とか「今までと違うから」とかで、
現実を見ようとせず、自分の意見ではなく先人の意見に従ってしまうのです。
先人の意見も正しいかどうかわからない。
だから、一人1人が考えてその時代に合った価値観が必要になってくると思うのです。
外国の教育は日本と違い「参加」です。
皆と同じではなく、自分が思う事、自分の意見を発表するのです。
よって、そういう見方考え方もあるのだなと、小さい時から「みんな違って当たり前」
の価値観が育っていくのです。
元々あるものに自分を当てはめていくのは、本来の自分ではなく作られた自分です。
そうではなく、何もない所から自分を創っていき、自分と同じ考え・同じ価値観の人と
協力していく。
その方が個々人の能力が高められると思います。
7月には参議院選挙があります。
TVでも若い人のインタビューを見ていると「どこに入れて良いのかわからない」
「誰に入れて良いのかわからない」だから投票に行かない。
結果的には自分達の生活に関わっているはずなのに、政治は別世界の事だと思って、
それが当たり前になってしまっている。
選挙権が18歳に下げられても、これでは意味がありません。
自分達の生活と政治がどう結び付いているのか、そしてそれをどう考えるのか。
その考える訓練をするのが学校だと思います。
自分の価値感と合う政党が無ければ自分達で作っても良いのです。
自分が加わって一緒に何かをするのが参加です。
いつまでもお客様でいては、自分は何も変わらないし、
自己肯定感は高まりません。
日本の教育は「出席」を求めるのか「参加」を求めるのか。
世界の中の日本が大きく求められる部分だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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