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人は学ぶことや、問題を解決する脳のキャパシティーを引き上げることが出来ると言われます。
日本では、卒業に必要な試験では「合格」か「不合格」とされます。
しかし、外国では「合格」か「まだ合格じゃない」という成績を付けるようです。
「まだ合格じゃない」という成績なら、いまだに合格に向かって進んでいる、
と思えるから未来に続いています。
日本のように不合格でストップしてしまわないのです。
この差は、日本のように「私って何をやってもダメなんだ」と思うか、
外国のように「頑張ったら出来るかも」と思うかの違いになり、
その先は大きく分かれていきます。
「もうダメだ」と思ってしまうと、まだこれからチャレンジして出来るようになるのに、
「今、できない事に囚われてしまい」何もしないままに終わってしまいます。
そうなると次に来るのが「困難から逃げ続ける」ことです。
こういう子どもたちはミスをしても、脳には何の活動も見られません。
脳を使っていないのです。
反対に「まだこれから」という思考の子どもの脳は活発に動いており、
失敗から学び、修正しようとします。
「まだこれから」という気持ちにさせるには、どうすれば良いか。
それはプロセスを褒めることです。
どの位努力をしたのか、どんな工夫をしたのか、どんな事にフォーカスしたのか、
どれくらい頑張ったか。
プロセスを褒めると、心の折れにくい子どもになるようです。
ある研究で、子ども達が何か新しい事や難しいことを学ぶ過程で、
コンフォートゾーンをでるたびに、脳のニューロンが新しい、
よりしっかりとした回路を作ることがわかっているようです。
このマインドセットを学んだ子供たちは、成績が一気に伸びたということです。
その先が大きく分かれるのは、「もうダメだと」思って、
自分で自分の能力を見くびってしまうのか、
いつもマイナス思考になってしまうことです。
「まだできていないだけ」という考えに満ちた子どもは
「もしかしたら出来るかも知れない」と、
もう一度チャレンジしてやってみようとします。
これは子どもだけでなく、大人にも通じると思います。
特に大人は「自分で自分の力を見限ってしまう」ので、年齢に関係なく、
人はいくつになっても変化成長するものだと、肝に銘じておく必要があると思います。
心をマンネリ化せず、命のある限り歩み続けることが自分の課題であると、
思い続けておきたいです。
じゃ、また明日!