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3月23日「世界フィギュアスケート選手権大会2019」羽生結弦選手の「origin」は感動ものでした。
3月21日のイチロー選手の引退記者会見も感動しました。
お2人は「自分の可能性を追求し続ける」と言う点で共通しているような気がします。
羽生選手は昨年迄数知れない金メダルを手に入れ、オリンピック2大会優勝、国民栄誉賞受賞など、数々の賞を獲得してきました。
ロシアのプルシェンコ選手に憧れ、世界ジュニア選手権で優勝してからは、自身も周りもメダルを意識するようになりました。
これはプロ選手の宿命かも知れませんが、この頃から純粋にフィギユアスケートを楽しめなくなったのではないでしょうか。
そんな羽生選手が「今期の大会では、少年の頃の様に自分が楽しむスケートが出来たらいいかなと思っています」と答えていました。
そして昨年11月の右足関節の怪我。その後の大会は全て回復が間に合わず、今回の世界選手権となりました。
「今期は自分が楽しめるスケートを」との思いで大会に臨んだと思います。
しかし、ネイサン・チェン選手の実力に負け、羽生選手の奥底に眠っていた「自分の意志」が目覚めたようです。
ネイサン・チェン選手の点数が出た瞬間から「くやしい!」を連発し、ネイサン・チェン選手の実力に負けた自分を認め、再びメダルを勝ち取る闘志が湧いてきたのが伝わってきました。
しかも、この闘志は今迄のようなファンや日本というものを背負った闘志ではなく「もっと素晴らしい、誰も寄せ付けない圧倒的な演技をしたい」という「自らの意志の闘志」であると私は感じました。
日の丸の為にではなく、自分自身の為に自分の可能性に挑戦したい。
そういう今までとは違う闘志が羽生選手の中に生まれた瞬間だと思います。
日の丸を背負うのではなく「自分の意志を背負った時」人はより高い次元に一歩前進するのだと感じました。
今日からの羽生結弦選手は「自分の可能性への挑戦」が始まったのだと感じました。
「思いっきり、自分のスケートを楽しんで下さい!」と、より一層応援したいと思っています。
じゃ、また!