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何事も「習得」には経験が必要です。
知識だけではあまり役に立ちません。
自動車免許を取るにも、学科と実地が必要です。
水泳をするにも、水の中に入らないと泳げるようにはなりません。
いくら知識や理論を学んでも、それを実際に体験しないと、自分のものにはなりません。
体験するから、それと向き合うことができるのです。
その向き合った時に、知識として頭の中で散らばっていたものが、結び付いてくるのです。
「知識」は1つの点でしかありません。
その1つ1つが繋がりを持たないと役には立たないのです。
そして繋がった時に、それぞれの知識から新しい発想などが生まれてくるのです。
記憶に刻まれているアイデアや知識を繋ぐことが出来れば、
より質の高い仕事が出来る可能性があります。
そして、それらを繋ぐのが「経験」です。
より多くの経験をしているという事は、より多くの組み合わせができるという事です。
よって、小さなピースを何度も何度も組み合わせてジグソーパズルが完成するように、
頭の中で1つ1つの知識を組み合わせて、あーでもないこーでもないと質を上げていくのです。
アーティストの方は「完全にオリジナルなものなど存在しない」と言われます。
過去に見たもの、聴いたものの上に築かれる」と。
確かにアイデアは「盗んだもの」かも知れません。
私もこのblogを書くにあたっては、色々な方の書かれているもの、音声などを参考にしています。
参考にしているというより、考え方などそのまま盗んでいる時の方が多いです。
しかし面白いことに、ある人の音声を何度も何度も聞いていると、
自分が他の人に話す場合、自分の口から勝手にその人の考えが出て来て、
自分の考えかその人の考えかわからなくなる時があります。
しかし、それは自分の過去の価値観が、良いと思った他の人の価値観に
塗り替えられたのだと思います。
それは、塗り替えられた事によって、自分の価値観がアップデートされたという事だと思います。
価値観のアップデートを繰り返すことにより、
それがいつしか自分の言葉となることを信じています。
イジメ自殺問題にしても、学校、教育委員会、第三者委員会の方々は
それなりの学歴のある方だと思います。
しかし、いくら学歴があっても知識ばかりで実地を知らない、知ろうともしない、
現場に行かない、現場の声を聴かない。
であれば、知識の持ち腐れで腐った部分をまん延さすばかりです。
心ある学校関係者であるなら、もっと「問題に対して真摯に向き合う」という経験をして欲しいです。
間違った知識の繋ぎ方をするから、間違った行動に出るのだと思います。
「イジメは無かった」とか、「証拠はない」とか、はたまた「証拠を意図的に消してしまう」とか。
何の為の知識かわかりません。
知識を活かすためにもより良い経験をしたいものです。
じゃ、また明日!