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私は何でも直ぐ鵜呑みにしてしまう方なのですが、それでは正しい判断が出来ません。
時には「本当にこれで正しいのか」という視点で見ることも必要です。
よくビジネスシーンで見られていたのが、
「昔はこうだったんだから従え」とか
「前はこの方法で上手くいったから、次も上手くいくはず」
と言ったように、根拠のないごり押しで命令されていたこともありました。
しかし、ものごとを解決していくには「本当にこの論理は正しいの?」
「そもそも考えるべき課題は?」などと、
1つ1つ検証しながら正しい結論に導く必要があります。
古いやり方や考え方を捨てて、これまでとは違った切り口や考え方を取り入れないと、
ものごとは上手く解決して行きません。
コロナになってからは特に「昔は・・・・」が通じなくなっています。
また、自分の考えが偏っていないかを検証する必要があります。
思い込みで判断してしまったり、誤解のまま突っ走ったり。
その為には「前提を疑う力」を鍛え、
「思考の偏りに気付く力」を養うことが必要です。
「前提を疑う力」を鍛えるには、前提の中にある不明瞭な言葉を探しだす事です。
私も「よく言われています」など使う時がありますが、「よく」ってどの程度かわかりません。
「世間ではそうなっています」も「世間」って、誰の事?どれくらいの人数?
それらが不明瞭な言葉です。
程度や状況が明確になっていない点がないか、チェックする必要があります。
もう1つ、自分の思考の偏りに気付く事も必要です。
なぜなら、自分の思考に偏りがあると、その範囲から抜け出せないからです。
いつも凝り固まった頭で考えるので、同じ所の堂々巡りです。
普段考えない切り口で考えてみたり、限界まで考え続けたり、突拍子もない発想をしてみたり。
そういうことをすることが、自分の思考の偏りや癖を知る機会になり、
新しい着眼点を引き出す事にもなるのです。
年を重ねれば重ねるほど、思考は固まってしまい柔軟性に欠けます。
自分の経験値だけで判断してしまいます。
自分を柔軟にしていくためにも、
先ずは「前提を疑ってみる」ということを意識しようと思います。
じゃ、また明日!