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1月21日(金)の神戸新聞に『パソナ淡路島に「学校」誘致』と言う記事がありました。
パソナグループは、淡路島に本社機能の移転を進めており、
南部靖之代表は、淡路島に小中高生向けの教育機関を誘致する方針を明らかにしました。
社員や住民の子どもの教育環境を充実させる狙いだとか。
南部氏は「島に子持ちの社員が増えている。教育の選択肢を増やしたい」とかで、
中高生向けは来年以降、世界で活躍できる人材を育成する教育機関を招きたいとのことです。
そもそも南部氏は父親の勧めで、小学校6年生の時からお寺に書生として通い、
学校教育では学ぶことのできない「人間としての正しい生き方」「価値の多様性」
という考え方を教えられました。
その学んだことを子ども達に伝えたいと私塾を開かれました。
私の記憶では南部氏が大学生の時だったと思います。
その子供たちの母親から、子どもの手が掛からなくなったから働きたいという希望を聞き、
「家庭の主婦の再就職を応援したい」という思いから、株式会社テンポラリーセンターという
人材派遣会社を立ち上げました。
それ以来「社会の問題点を解決する」という企業理念のもとで、
現在の株式会社パソナグループにが成立したのです。
南部氏が今回淡路島に「学校」誘致と言っている学校は、現在の学校ではなく、
南部氏がお寺の書生時代に学んだ「人間としての正しい生き方」や「価値の多様性」
という考え方を伝えたいのだと思います。
よって、4月に開校するコースは、4歳以上の未就学児が対象で、30人程度の利用を想定。
放課後にも授業を行い、地元の小学校と掛け持ちができるようです。
これはまさしく「人間教育」を目的とし、世界で活躍できる人材ということに繋がるのです。
栃木県の那須にも、株式会社マーヴェラスラボが「アクティブラーニングラボ」という、
クラスの仲間との「困難な課題」への挑戦を通して、「助け合う事の大切さ」や、
「良いクラスづくりをするには何が大切か?」を、子どもたち自身に気付かせていく、
「生きる力」を育むプログラムがあります。
本来の教育とは、子どもの持っている可能性を引き出し、
伸ばすきっかけを提供する機関だと思います。
現在の学校教育とかけ離れたところにある教育機関です。
「人間としての正しい生き方」や「価値の多様性」、
「困難な課題への挑戦」や「助け合う事の大切さ」が、「生きる力」を育むのだと思います。
本来の人間教育をきっちりやれば、今はびこっているイジメなど、無くしていけると思います。
世界で活躍出来る人材教育は、今ある学校ではなく、こういった「人間力」「生きる力」を
身に付ける教育機関でしか育むことが出来なくなってしまっているように思います。
日本も昔のような、教師も生徒も皆で学習を重ねながら納得する解を求めて行く、
寺子屋のような存在が求められるのかも知れません。
じゃ、また明日!