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「何を話したか」は忘れても、「何を感じたか」は一生残る
「あなたの言ったことや行ったことなど誰も覚えていません。
 でも、あなたと接した時、どんな気持ちになったかは、たいてい覚えているものです」
これはアメリカのマヤ・アンジェロウさんの言葉です。
人は「自分が聞きたい情報だけ」を受け入れる生き物である。とは、よく聞きますが、
自分に置き換えてもその通りだと思います。
自分の関心がある情報は根ほり葉ほり聞きたいくせに、
それ以外の情報は聞き流している時があります。
ましてや、自分の固定概念以外の事は、
どんなに説明されても最初から聞く耳を持っていないので、
いくら詳しく説明されても、頭に入って来ません。
確かに人の心はすぐには動かないのです。
「自分が興味ある情報」でないと、すぐには受け止めようとはしません。
今、加藤秀視さんがやっておられる「百万人の署名」も、
自分自身がいじめにあったとか、自分の子どもさんがいじめにあった方は、
やはり二度と同じことを繰り返して欲しくないと、すぐに反応されます。
しかし、いじめとはあまり縁が無かった人は、他人ごとでスルーしてしまいます。
100万人の署名が集まれば、日本の教育を変えられると訴えても、
相手の心を動かすのは難しいです。
「相手が興味ある情報」でなければ、受け止めては貰えません。
という事は、「自分が投げやすい球」ではなく「相手が受け取りやすい球」
でなければ受け取っては貰えないのです。
いくら自分が正しい、これは良いことだと思っても、
それは自分のエゴや執着になってしまい、相手には通じないのです。
よって相手に合わせ、伝えたいことの形を変えて伝えるしかないのです。
「自分中心」から「相手中心」へ!
この切り替えが必要になってくるのです。
人は自分の話をしたがります。
歳を重ねると特にそうなるのか、
年配の方の会話を聴いていると、まさしくそれに当たります。
どちらも自分の孫の話をして、相手の孫の話は聞こえているけれど聞いてはいません。
それでも、相槌は微妙に合っているのです。
雑談などでその人を知ろうと思えば、どんどんその人のお得意の部分を話して貰い、
こちらが耳を傾けることです。
すると相手は、自分のことを一杯喋らせてもらって、この人は途中で遮らない人だ。
と、好印象で今日という日を終わらせることが出来ます。
これからは、「何を話したか」よりも、その時「何を感じたか」に
力を入れていきたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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