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昨年5月、プロレスラーの木村花さんが22歳という若さで、誹謗中傷を受けて亡くなりました。
インターネット上では、母親の響子さんについても中傷するような書き込みが確認されています。
木村さんのSNSに送られた中傷は約300件に上ったにも拘わらず、
時効までに摘発されたのは2人のみ。
しかも軽い刑事罰に当たるとして、たったの9000円。
誹謗中傷して自分のうっぷうんを晴らし、1人の人間を追い詰めて、
それが9000円で済む世の中です。
未来ある22歳が死に追い詰められて、たった9000円で片付けられたのです。
9月16日、警視庁は屈辱する内容の書き込みをしたとして、
東京都内の40代男性を書類送検しました。
同日、川上法相は、屈辱罪を厳罰化し、懲役刑を導入する刑法改正を法制審議会に諮問しました。
それにより法改正が実現すれば、現在の法定刑は変わります。
「30日未満の拘留、または1万円未満の科料」が、
「1年以下の懲役・禁錮、または30万円以下の罰金」へ。
公訴時効も、1年から3年に延びます。
しかし、亡くなったご家族にしてみれば、
それぐらいの刑よりも我が子を返して欲しいのは当然です。
現在の屈辱罪の法定刑は明治から変わっていません。
これに限らず、法定刑は時代錯誤も甚だしいと思うものがあります。
命の重みがなぜ、そんなに軽くみられなければいけないのか。
明治時代は悪口を人前で言ったり、家に張り紙をしたりする行為が想定されていました。
家に張り紙しても近所の人かその家の前を通った人だけしか知ることが出来ません。
しかし、世界中に瞬時に情報が拡がるSNSの時代とではその拡がる量が全く違います。
それが9000円で済むのがおかしすぎるのです。
今の時代に全く合っていないのです。
川上法相は法制審の総会で「ネット上の中傷が社会問題化しており、
こうした行為は厳正に対処すべき犯罪であると示す必要がある」と述べられました。
全くその通りだと思います。
1日も早く実現することを望みます。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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