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広島県教育委員会教育長 平川理恵氏が旭川教育委員会教育長であれば、
旭川女子中学生いじめ凍死事件をどのように扱っていたのだろうかと思います。
平川さんは(ご本人がさんと呼んでくださいとか)面白い職歴の持主です。
リクルート入社 → 留学仲介会社を起業 → 女性初の公立中学校民間人校長 →
広島県教育委員会教育長(現在)

広島県の教育委員会を風通しのいい組織にして欲しいとの要望を受け、
教育委員会を再定義すべく現在も日々改革に奔走しておられます。
その決断は「子どもにとって良いものなのかどうか?」が唯一にして最大の決め手です。
コロナ禍では広島の県立学校に通う生徒全員のグーグルの学習用アカウントを取得し、
クラウドサービスを導入していました。
よって、休校となった1カ月後にはオンライン対応が整った状態で「学びを止めない事」を掲げ、
そのスピードの速さも話題になりました。
生徒1人1台、PC端末を持ち主体的に学ぶ時代が来ると確信していたので、コロナ禍になる前から
先生たちの研修を行い、準備していたようです。
最初はそんなの役に立たないと反対の声もありましたが、コロナ禍後は途端に賛同が得られ、
急ピッチで進んだようです。
平川さんの決断基準はいつも「誰のために何をするか」です。
子どものために、彼らが幸せならばすべてよし!
問題があるならば全力でサポートするのが私達の仕事。
より良い学びを得るために、対策が見つかれば「人、モノ、資金」をかき集めに奔走するのが
私のやり方です、と。
「現場で何が起きているのか、肌感覚で理解していないと、正しい決断はできません。
 私は現場主義のリーダーでありたいのです」
何とも素敵なリーダーです。
私は今までいじめ問題があった各県の教育委員会に失望していました。
日本全国の教育委員会は皆、役目を果たさない必要のない教育委員会だと。
しかし、平川さんを見て、本来の教育委員会はこれだったのだと、
希望の光が見えたような気がしました。
問題があれば視点はいつも「私が児童生徒だったらどう思うか?」です。
当然、児童生徒が相談に来れば、一人1人真剣に話を聴いて向き合うと思います。
教育委員会で机に向かっているとどうしても「誰のために何のために」がわからなくなり、
お役所仕事が当たり前になってしまいます。
そこを、教育委員会のスタッフすべてが、広島の子ども達のための仕事なのだと、
原点回帰をさせたのです。
教育委員会は「上位下達」ゆえに教育長の命は絶対!と、大変機能的に組織が出来ているようです。
という事は、平川さんのような方が教育長になれば、良い方に改革出来るけれど、
旭川のみならず、他県の教育長であれば「上位下達」が「もみ消し」や「なかったこと」に
なってしまうのです。
これは子供たちにとっては悲劇です。
たまたま広島県の学校に通っていたら、コロナ禍でも学びは止まらないし、
他県に学校に通っていたら、いじめはなかったことになる。
ましてや、将来先行きの不透明なこの時代を生き抜いていく子ども達の人生にとって、
トライ&エラーがいかに大切かの精神を体感し、自分のものにして行ってくれるものと信じて、
果敢に挑戦していく教育長とでは、天と地の差が歴然です。
教育をまともにするために、いじめが少しでもなくなる為に、
やはり100万人の署名は成功させたいです。
よろしくお願い致します。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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