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2017年に神戸で実体験を重視した学習塾「イドミィ」が開校されました。
(イドミィとは「挑み」と「I will do my best!の略」をミックスさせた造語)
イドミィの理念は「実体験こそ最大の学び」
理念の実現のため「やってみたいことをやってみるチャンス」を提供。
「小中学生が多彩な実体験の出来る仕組みをつくろう!」という決意のもと、
3事業を運営しています。
①平日午前 :不登校生支援
②平日夕方~夜:アクティブラーニングに特化した学習塾
③休日 :体験学習機会提供事業
キャッチフレーズが面白いです。
「かわいい子には、挑戦させよ!」
これが本来の教育ではないかと思います。
代表の高橋惇さんは、学校に通っていない子は、親以外のオトナに
心を満たしてもらうことを望んでいると実感されたようで、
心が満ちると、次なるアクションへの意欲が生まれるとか。
成果の具体例として、中学2年の男子生徒と小学4年の男子児童が本を制作しました。
自費出版で完成した本は「学校休んでええんかな?」です。
彼らは実体験を通じて社会のニーズを知り、制作の大変さを知り、お金を稼ぐ大変さを知りました。
他者から感謝される事の喜びも知りました。
これらは「生きる力」であり、児童・生徒に限らず大人も同じなのです。
本来「学校」という所は生きる力を身に付ける所だと思います。
小さい時から、考えて挑戦して失敗してまた挑戦する。
その生きる力を身に付けるから、社会に出てからもその力を発揮することが出来るのです。
イドミィは「心を満たすこと」と「生きる力をつけること」が出来るのが特徴です。
そしてイドミィが目指すのは、以下の4つの力です。
考える力
つくりだす力
伝える力
協力する力
解決したい社会課題としてイドミィが目指すのは「青少年の体験格差の是正」です。
経済格差が「体験格差」を生み、それが起因となって「感性格差」や「学力格差」が
生まれると予想しています。
しかし、富裕層と貧困層の体験格差やそれに伴う自尊心格差がすでに拡大しています。
家庭の経済状況に関係なく、すべての子どもたちに「実体験」の機会を届けたい。
実体験を通じ、豊かな心と生きる力を持った人に成長して欲しい。
その想いから、公益事業として実体験学習の機会を提供しているようです。
一般社団法人「イドミィ」代表理事の高橋惇氏は、自身が自転車旅行の秋田県の見知らぬ村で、
大雨の日に声をかけて泊めてくれたお爺さんに「子どもも大人もわくわく出来る学校」が
出来たら良いなと、アイディアを話したら、「そんな学校、つくってもらいたいな。
だって、この話している兄ちゃん、すっごく良い表情してっぺ」と言われて6年。
「そんな学校」を創造されました。
今はコロナ禍により休校。雨上がりを待つより他はない状況です。
再開したら「神戸の大人」が教科書になるような企画を実現したいと、
ワクワクすることをぼーっと想像しているようです。
「イドミィ」のような塾を「本来の学校」とし、現在の学校を「知識塾」として
成立させたら、日本人はもっともっと賢くなるのになと、ぼーっと想像しています。
じゃ、また明日!