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自己啓発系の本や講演などでは「夢に日付を入れる」と言われていました。
オリンピック選手やプロスポーツの方で有名な方は、小学校の時から作文に書いています。
「僕の夢・私の夢」という作文で、その時の自分の決意が書かれています。
「僕の夢は、一流のプロ野球の選手になること」と書いているのがイチロー選手。
サッカー選手の本田圭祐さんや、ゴルフの石川遼さんも、一流選手の夢から逆算しています。
このように小学校の時から夢が決まっており、そこから逆算して現在何をすべきか。
を、明確にしています。
しかし全員がそうとも限りません。
ほとんどの人がはっきりした夢がありません。
そして、はっきりした夢・ビジョンがない人は「将来の夢は?」
と聞かれてうつむくしかないのです。
面白いことに最近は「はっきりした夢が無くてもいいんじゃないの?」とか、
「はっきりしたビジョンが無くてもいいんじゃない?」という意見も出始めました。
むしろ「はっきりとした夢と目標を持たなければならない」という強迫観念の方が、
やっぽど不健全ではないかと。
そして、時代の移り変わりのスピードも速くなってきました。
昔の10年と今の10年とでは全然違ってきています。
携帯電話・インターネット・スマホとSNSの世界ではどんどん広がって、
予想しなかった世界に転換されているかも知れません。
そうなると、なにが大事なのかさえわからなくなってきます。
様々な人や物事に出会う中で、自分自身が大切だと思うようになってくるのです。
それは「自分がどう在りたいか」という「自分の在り方」です。
自分がどう在りたいかという物差しがあれば、周りがいくら変わっても、
自分らしくある意思決定と、それによる行動ができるのではないでしょうか。
目の前にあることを大切にし、目の前にあることに取り組んでいく。
目の前にあることに取り組む中で、自分の価値観や物差しが形作られてくるのではないでしょうか。
人の価値観ではなく、世間の価値観でもない自分の価値観。
その自分の価値観が、おぼろげながらでも「自分のやりたい事」に近付くのではないでしょうか。
それは今、目の前にあることに真摯に取り組み、継続して取り組み続けることによって、
自分のやりたい事かそうではない事かがわかってくると思います。
さほどやりたいと思わなければ、違う選択をして、またやり始めればいいのです。
その積み重ねが、自分の中から答えを導き出すのだと思います。
じゃ、また明日!