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トラッキングとは(スーパー大辞林)
①郵便物や荷物に付けられた固有の番号によって、
現在の所在地などの状況を確認すること。
②電波や光を用いて人口衛星を追跡観測し、軌道や位置を定めること。
これ位のイメージしか持っていませんでした。
しかし、もう少し深い意味もありそうです。
「目に見える痕跡 から 目に見えない残留意志 を読み取るもの」
これこそが目に見えないものを感じる力ではないかと思います。
目に見えるもの=フィジカル と 目に見えないもの=スピリット
を繋ぐ行為でもあるということ。
いわば、大自然のリズムに合わせて、行動するというものです。
それは、古来の「狩」をしなくなった我々が失ってしまったものかも知れません。
古来の狩は、野生動物に気付かれないように至近距離まで忍び寄らなければなりませんでした。
あたかも痕跡の主(野生動物)と同一になるべく、「同調ートラッキング」しなければ、
狩りは成功しませんでした。
同調方法とは「残留意思」を痕跡から読み取り、それを自分の身に纏うというものでした。
そして、その獲物を食べることで、それが自分の栄養となり、
獲物の魂が自分に宿ると考えていました。
野生動物のような「自然の住人」と「同調」するという事は、
彼らと「感覚」を共有するという事です。
それが「目に見えないものを感じ取る」ということかも知れません。
野生動物は、様々な自然の変化に反応し、行動しています。
大自然のリズムつまり、大自然の「意思」に従って行動しているのです。
痕跡に宿る「残留意思」は、その「大自然の意思」でもあります。
現代の我々は、生きるために命がけで野生動物をトラッキングする必要が無くなってきました。
よって、それが目に見えるものへ同調し、目に見えないものを感じ取る能力を
失わせたのかも知れません。
目に見えないものを感じる力が、何かものを作り出す力となり、自然と共存する力が
育まれるのだと思います。
現在はその「見えないものを感じる力」が弱ってきているから、大洪水や山火事など、
年々大規模になってきていると思います。
にも拘わらず、なすがままに押し流されて行っているのだと思います。
「大自然の意思」と触れ、本来人間に備わっていた「見えないものを感じる力」を
取り戻していきたいなと思います。
ここ近年の大災害は、国単位の問題ではなく、地球単位の問題だと思います。
日本ですら、同じ所に災害が起こっています。
地球の歴史を振り返った時、住めない所に住んでいたという事にも成り兼ねません。
共存する力は人間同士とは限りません。人間と動物。人間と自然。人間と地球。
これらを真剣に受け止める時代になったのかも知れません。
じゃ、また明日!