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何かで自分が落ち込んだ時など「自分には価値がない」と思ってしまいます。
しかし、アドラーの標語には「皆に嫌われていると思うのは妄想に過ぎない」という事です。
「皆に好かれた人は歴史上に1人も存在しないし、皆に嫌われた人も同様である」と。
「自分の価値」という事であまり細かく考えた事がありませんでしたが、
価値には「機能価値」と「存在価値」の2種類あるようです。
機能価値は何をやったか(Giving)という事を重視することで、
あなたが誰かに与えたものが、その人の役に立ち、
感謝されて初めて生まれる価値のこと。
存在価値はあり方そのもの(Being)を重視することで、
あなたがいるだけで価値があるという考え方です。
生まれた時は誰もが存在価値(Being)です。
親や周りの人から存在しているだけで愛され、色々なものを与えてもらう、
Giveされる依存状態です。
その後、自分が誰かに何かを与える機能を身に付け、親のように与える側に立って、
Givingする自立の状態になります。
そしてGivingしている状態が自分にとって幸福で、
それが自分のBeing(存在価値)だと気付いた時、
Giving=Being(機能価値=存在価値)となり、これが相互依存の状態なのです。
Givingが自然と出来るようになった時、その人はBeing(存在)しているだけで、
Giving出来るようになっており、Being(存在価値)とGiving(機能価値)が同時に起きる
相互依存の段階にないっているのです。
「依存→自立→相互依存」の3ステップは、人が成長するプロセスであり、
人生はこの経験をする為の場のようです。
よって「機能価値と存在価値」の違いを理解し
「依存→自立→相互依存」のステップを、1つずつ踏んでいくことが、
真の意味での相互依存の人間関係を結べるのだと思います。
このステップの段階を間違えると、人間関係がうまくいかないのです。
よって、プライベートな人間関係と社会的な人間関係という、
2つの人間関係の世界を生きていること、
そして、それぞれのルールが違う事を押さえておく必要があると思います。
じゃ、また明日!