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偏見・差別は「性別・人種・年齢・出身地・職業」などによって生じます。
日本人はほとんどの人が、自分は「普通」だと思っています。
いえ、思いたがっています。
なぜなら「普通」が正しいと信じているからです。
そしてその「普通」からはみ出ている人をおかしいと思い、差別していくのです。
少数派を認めたくはないのです。
少数派を差別することで、自分は「普通」だと信じている自分に、安堵感を与えるのです。
なぜなら、自分が不安だからです。
自分に自信がないからです。
不安解消の為に、自分が「普通」と思っていること以外に対し、
嫌悪感を抱いたり、軽蔑という感情を抱いてしまいます。
そして、その感情は相手に対し回避などの行動として現れます。
その「普通」だと思っている感覚は、自分で小さい時から考えた事でしょうか?
もしかしたら小さい時に親から「あの子と遊んではいけません」
「あそこに近付いてはいけません」と言われて、
それが普通に正しいと錯覚してはいないでしょうか。
それは親だけではなく、地域・村などからの先入観を
植え付けられたに過ぎないのかも知れません。
人は相手を見下すことで自分自身を保ちたい動物だと思います。
人は相手を見下すことで自己肯定感を高めたいのだと思います。
なぜなら、自分が有利になりたい、自分が上に立ちたいという心理が働くからです。
それは絶えず人との比較の中でしか生きられない状態です。
自分というものを持っていないから、人との比較によって自分を炙り出しているのです。
よって、そこから脱出しない限り、不安は一生ついて回ります。
自分にとっての敵・味方を区別し、同じ心理の人としか集まれないのです。
そこに気が付いた人だけが、自分という人間を生きられるのです。
気が付かなくても、つい最近まではそれで一生を終えることが出来ました。
しかし、SNSの今、いつ差別していた自分を問われるかわかりません。
一生気が抜けない状態です。
もしかして、自分は差別しているかもと気が付けば、その差別している自分に気が付いて、
そこで修正していけばいいのです。
早ければ早いほど、残りの人生を楽しく生きることが出来ると思います。
差別している自分の考えがどこから来ているのか、誰の影響を受けているのか、
一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
地球上のどこに住もうが、我ら地球人です。
どんな職業であっても、必要があるから成り立っているのです。
差別という自己肯定感を高める手段を使う時間があれば、
自分自身を磨いた方が素敵な人生を送れると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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