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私達の表に出ている結果は、総て内側から出ています。
自分の内側で思ったことが結果として外側に現れた場合は、
思ったこととやった結果が一致してストレスが溜まりません。
しかし、そのギャップが大きかったり、いつも思った結果が出ない人は上手くいっていなく、
いつもイライラしたり悶々としています。
そして上手くいかない原因を自分以外の人に求めてしまいます。
「あなたのせいで・・・」「あいつのせいで・・・」「彼がそう言ったから・・・」
しかし、その外側の世界を自分がどのように認識したかの結果なのです。
自分で責任を取ると決めてやったことは、たとえ結果が悪くても人のせいにはしません。
自分が至らなかったことへ目が向きます。
責任を取りたくない、取らない時に人のせいにしたがるのです。
例えば牛の乳しぼりをやった時、上手く絞れた人もいれば、なかなかうまく絞れなかったり、
牛が嫌がったりした時でも、牛から出てきた白い液は同じものです。
絞り方の上手い人が白い液が出て来て、
上手く絞れなかった人はオレンジジュースが出てくることはありません。
牛から絞り出される牛乳は同じものです。
その時、上手く絞れないのは牛が悪いからだと牛のせいにして、皆が納得するかどうかです。
もしかしたら絞っている途中で「さっきの人となんか出方が違うな」
「皆から下手だと思われてるんじゃないか」
と、自分の内側に不安がよぎったのかも知れません。
その不安が牛に伝わり、牛が緊張して上手く絞れなかったのかも知れません。
そんな時「牛が悪い」と言えば、
「じゃあ何でさっきの人は上手く絞れたのか?」と自分に跳ね返ってきます。
先の上手く絞れた人は「自分は上手く乳しぼりが出来る」と、自分を信じていたのかも知れません。
或いは、牛に触れた瞬間から牛に優しく語り掛けていたのかも知れません。
その人はその人の内側が強かったから、外側の結果も良かったのです。
きっとその人の中では「失敗したらどうしよう」とか「皆から下手だと思われないだろうか」など、
一切脳裏に浮かばなかったと思います。
思い浮かんだのは、牛さんと仲良くなて、ビュンビュンお乳が出てくるイメージだったと思います。
要は、自分の中に元々あった思いが出てくるだけなのです。
同じ場面でも、その人の内側がどのような状態かによって、外側が全く違った結果になるのです。
よって、自分の内側の不安や恐れを手放して強い内側を作れば、外側も強い外側になると思います。
目の前の現象は総て自分の内側から発信していることだと思います。
今、オリンピックが始まっています。
アスリートの方々は、皆さん強い内側を持っていると思います。
それでも、思った結果が出なかった人もいます。
毎日の厳しい練習もそうですが、如何に強い内側になれるか。
日々の積み重ねの結果が、今試されているのだと思います。
じゃ、また明日!