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普通ジグソーパズルは、1枚の絵や写真を幾つかの小片(ピース)に分解して、
その分解したものをまた組み立てるというものです。
やり始めは元の絵や写真をイメージして、その関連した図柄であろうピースを
1枚1枚はめ込んでいきます。
作業が進めば進むほど全体像が見えて来て、
残りのピースを入れる場所がわかりやすくなってきます。
しかし、ミルクパズル(ホワイトジグソーパズル)には絵や写真のような図柄はありません。
どのピースも真っ白です。
これは人気マンガ「宇宙兄弟」第4巻のワンシーンで、
宇宙飛行士になる為の選考試験だったようです。
「真っ白なパズルに挑む」という事で、忍耐強さが求められたようです。
多くの情報では「やりたいことをやろう!」
「やりたいことに向かって、何を為すべきか考えよう!」
と書かれています。
しかし「やりたいことがぼんやりしてる」とか「何からやれば良いのかわからない」
という人もいると思います。
この状態はミルクパズルに似ていると思いました。
目標となる図柄が無いのです。
頭に描く絵や写真が無いのです。
まさしく図柄のないミルクパズル(ホワイトジグソーパズル)です。
そのような時はどうするか?
「ただ、やる」しかないのです。
「本当に出来るのか」「いつ終わるのか」「どんな図柄が出来るのか」
モヤモヤした気持ちしかない時は、ピースを置き始める気にもなれません。
そんな時出来るのは、思い切って最初のピースを置き、並べ始めることぐらいです。
イメージは抽象的で、図柄が何かわからないまま「なんとなくやってみたい」という
イメージを頼りに、「ただ、やる」しかないのです。
気おくれしそうな山のようなミルクパズルでも、方法はあります。
先ず四角い枠となるピースを作っていくのです。
枠となるピースは一辺が直線です。
これを山のようなピースの中から拾い出して並べて行けば四角い枠は描けます。
それが出来たら、その枠に当てはまるようなピースをはめ込んでいくのです。
次は形が特徴的なもの同士をはめて行く。忍耐強くはめて行くのです。
これはミルクパズルという絵柄のないパズルです。
未来を考えるのは、それぞれが持っているピースの特徴を見つけながら、
そのピースを合わせて、次の時代のミルクパズルの絵を共同創造していく
ことなのかも知れません。
コロナ後の未来が楽しみです。
じゃ、また明日!