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日本人が地球儀を持つ時は、日本を中心に持ちます。
フランス人が地球儀を持つ時は、きっとフランスを中心に持ちます。
これはどこの国の人でも同じだと思います。
要は自分を中心に据えているのです。
しかし、地球儀側からすれば、どこも同じです。
ずーっと周り続けているので、それぞれが中心です。
そんな当たり前のことを忘れて、どこの国の人も自分が中心だと思っています。
大人になるにつれ「私が!」「私が!」で、自分が真ん中にいないと落ち着かないのです。
地球の中の自分が拡がれば拡がるほど、自分の中の自分にも目を向けるようになります。
「全体の中の自分」と「個としての自分」
その感覚がわかり出すと、選択・判断も変わってくると思います。
「全体の中の自分」と「自分の中の自分」この自分が一致した時に、
人は大きなエネルギーを発することができるのではないかと思います。
「自分の意思を貫き通す」とか「自分の信念を貫き通す」というのは、
このことだと思います。
自分の内側と自分の外側の世界を一致さすのは、かなりの至難の業だと思いますが、
それが出来ると、かなり充実した人生が送れるのではないかと思います。
日常の社会生活の中では、つい「私が!」「私が!」となってしまいます。
それを「全体の中の私」「世界の中の私」に視点を変えると、
判断も変わって来るのではないでしょうか。
東京オリンピックにしても「私が!」で考える時と、
「世界のオリンピック」として考えるのとでは、
判断も違ってくると思います。
本来のオリンピックの目的は何だったのか。
世界の人々の「お・も・て・な・し」のオリンピックはどこへ行ったのか。
「私の中の私のオリンピック」と「世界の中の私のオリンピック」
何が一番良い判断なのか、じっくり考えてみる必要があると思います。
じゃ、また明日!