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「時は金なり」で、時間の大切さは昔から言われています。
スマホが当たり前になってから、時間の価値が変わってきたように思います。
たまたま目にしたある社長さんのコラムに「時間」の価値が高騰したと書かれていました。
以前は「電車が来るのを待っていました」。
私も電車が来る方向に顔を向けて、ボーっと待っていました。
しかし、今はメールを打っている間に「電車が来るようになりました」。
同じ電車を待つ10分の感覚が全く違ってきたのです。
地下鉄の一駅二駅の話なら、それくらいで済みますが、
新幹線など長距離になってくるともっと時間の価値が違ってきます。
乗り物はスピードが売り物で時間の短縮です。そこに価値があります。
お仕事をしている方なら、新幹線や飛行機の中は仕事ができる時間になって来ました。
出張帰りに資料を纏めて、着いた頃には報告書が出来上がっている。
今してきた商談から、次の企画提案書の骨組みが出来上がった。
など、移動しながら仕事ができるようになって来たのです。
よって、以前なら1つの目的で成立してきたものが「○○しながら、○○できる」
という、時間の価値に変わってきました。
ランニングマシンでも、TVを見ながら走れる(ダイエットできる)。
コロナ禍においては、洗濯機のスイッチを入れながらyou tubeの講演を聴ける。
など、1つ1つに時間をかけていたものが、二つ同時に出来るようになりました。
物理的な時間というものはこれから先も同じで増やすことは出来ません。
しかし、時間当たりの密度は濃くすることは出来ます。
帰ってから処理していた報告書が移動しながらできるようになったことは、
時間を得したような気になると思います。
コロナ以前でも時間の価値が変わって来たなと思ったことがありました。
オフィスレディーなど、金曜日の仕事が終わってから韓国に行き、
焼き肉を食べて、翌日には韓国マッサージをして観光をして遊んで帰って来る。
これが流行っていました。
同じ時間でも、仕事が終わって家に帰り、ゆっくりテレビを見て寝る。
翌日は遅くまで寝だめして、昼からはたまったビデオを見て、1日を過ごす。
同じ24時間でも、時間の感じ方が違うと思うのです。
時間の密度によって、時間の価値は変わってくると思います。
自分が何に時間を使うのか、どのように時間を使うのか。
その選択は大きく違ってくると思います。
時間の可能性、時間の価値も変化するものだと思います。
じゃ、また明日!