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3月26日付日経新聞に面白い記事がありました。
ネットを支える「ヤンキー再生道場」。シリーズものの第1回目です。
元ヤンキーが自ら自分の居場所を作っていく。
今では有名になりすぎている人材育成家の加藤秀視さんも、元ヤンキーからの出発です。
その加藤さんを彷彿させるのが「ハッシャダイ」を立ち上げた久世大亮社長25歳。
「中卒・高卒者の、就職と進学以外の第三の選択肢を提供したい」という想いで2015年に創業した「ハッシャダイ」という会社。
再教育プログラム「ヤンキーインターン」の卒業生は300人を超え、サイーバーエージェントやソフトバンクなどで実践力として活躍する。
「ヤンキーインターン」の最大の特徴が共同生活。同じ屋根の下で生まれる絆が脱落を防ぐのと、地元コミュニティーから強制的に引き離し「ワル仲間」に戻ることを防ぐ狙いもある。
卒業生の1人が働いているサイバーエージェントの子会社「サイバーブル」の社長は「大卒だけを採用基準にすると、優秀な人材を見つけるチャンスを失う」と語っている。
また、ソフトバンク人材開発統括部長も「インターン生たちのスキルを数値化して可視化できれば、他の企業も受け入れやすくなるだろう」と期待する。
みずほ情報総研の調べでは、今年にも日本のデジタル人材は減少に転じる見通しだそうだ。
そんな中、この「ハッシャダイ」がデジタル人材育成コースの「ヤンキーハッカー」を新設した。
ハッカーコースは、朝起きてハッシャダイのメンターにLINEで連絡すると、その日の教材をこなす指示が来る。
わからないことがあればメンターに質問する。
キャバクラで働いていた1期生の1人は、今、都内の中堅IT会社で働き「自分で書いたプログラムが動いた時が一番楽しい」と満足感を味わっている。
世の中人手不足が叫ばれて久しい。
そんな中、日本の若者人口の何パーセントが実際に働いているのだろうか。
内閣府 平成27年版子供・若者白書 労働力人口によると、労働力率は約60%であった。
学歴や履歴で入口の段階から選別してしまって「人手不足」を唱え、外国人労働者に目を向けようとしているのが、日本の本当の未来なのだろうか。
もっと政府が真剣になって日本の人材育成に取り組めば、人手不足が解消される部分があるのではないかと感じます。
「未来は自分達で変えられる!」と信じられる世界を、元ヤンキーの彼らが見せてくれたように思います。
このシリーズはまだまだ続くので、非常に楽しみです。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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