タグ:
インターネットで誹謗中傷を何度も書き込み、死に追いやった罪が、
たったの9000円。
新聞を見た時に何度も桁を確認しました。
無責任に心無い言葉を書き綴り、SNSという多くの人が見ている中で発信し続け、
死に追いやった罪が、たったの9000円です。
その心無い言葉はご本人だけではなく、ご家族の心も傷付け、追い詰めています。
それでも、たった9000円。
その心無い言葉はご本人の周りの方、友達の心をも傷を付けています。
それでも、たった9000円。
侮辱罪とは、事実を摘示しないで、公然と人を侮辱することを内容とする犯罪である。
(ウィキペディア)摘示:あばき示すこと(スーパー大辞林)
という事は、事実をあばき示すことをしないで、
公然と人を侮辱することを内容とする犯罪。
事実でない事でもSNSのような大規模の人目にさらして侮辱しても、
9000円で済むという事なのでしょうか?
しかも相手を死に追い詰めたとしても、9000円。
法務省は「厳罰化の必要性は十分に認識している」「法定刑の検討は進めていきたい」
としているようですが、具体的にどのくらい十分認識し、
いつまでに検討を進めて行くのか示していません。
いつものごとく常套句で終わるなら、その間にも犠牲者はどんどん増えていきます。
文部省のイジメ問題にしろ、一向に進まないのは、担当者の方々が自分事として
問題の重さ、命の重さを捉える能力が無いのだからでしょうか。
高学歴の方ばかりなので、そんなことは決してないとは思いますが、
ご本人の子供が犠牲にならないと問題の重さが理解できないというのも、
悲しい話です。
木村花さんのお母さんは、誹謗中傷で現在も苦しんでいる多くの方々を救うために、
侮辱罪の厳罰化を早急に求めておられます。
どの問題も犠牲者のご家族の方が、二度と同じような悲劇が起こらないようにと、
立ち上がっておられます。
しかし、それが法制化したり、改善されることはなかなかありません。
人は自分の身の上に降りかからないと、物事が理解できないのでしょうか?
今の日本の心の歪みは、戦後教育の歪みでもあると思います。
小さい時からの教育が如何に大切か。
教育というより、周りから愛情を受けて育てられるという事が如何に大切か。
イジメであったり、誹謗中傷であったり、このような事件が起こるたびに、
育てられ方、育て方の大切さを痛感します。
じゃ、また明日!