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「自分を生きる」ためには、自らの力で人生を切り開くことが必要です。
それは子供のころから育まれるものだと思います。
子供たちが同一の価値観ではなく、多様な価値観を持つことが、
自分の未来を作ることに繋がると思います。
人間の土台となる3つの心。
これを人間の土台を作る「ねっこ教育」というようです。
木のねっこは養分を吸収して、その木が大きくなるための一番大切な部分。
人間の土台となる「心」が育つところでもあります。
たっぷり養分を吸った「ねっこ」は枝を伸ばし、
葉や花を咲かせ、果実を実らせるのです。
そしてそれらは自分の人生を生み出していくのです。
その時の養分が「感じる心」「楽しむ心」「生み出す心」です。
感じる心は、人や自然からあらゆるものを感じ取る、感性の力です。
それが愛情を育て、他者やものにたいして慈しむ心を持つ土台となります。
他者を慈しむという事は、自分と違う価値観を認め、
社会とかかわり合いながら生きる、大切な心となります。
楽しむ心は、「どうすれば楽しくできるか」という、前向きな力を育てます。
苦しさを楽しさに変え、失敗があるからこそ成功に繋がるのだと、
失敗を乗り越える楽しさを知ることにより、
未来の大きな壁を乗り越える原動力を養います。
生み出す心は、自分の人生を自分が主人公となり、
自らを引き受け、作り出す力を育みます。
それは自分の「やりたい」気持ちへと繋がり、自らの「夢」を生み出します。
そして、自らの責任に於いて、その夢を自分のものへとしていくのです。
これらは本来、幼児期のうちから育まれておくべき「心」だと思います。
親が意識してこれらの「心」を伸ばしていく育て方をし、育っているはずなのです。
親でなくても、その時の環境が親に代わって、
このような心を育てておくはずだったのです。
しかし、大人になってふと自分に気が付けば、
それらの心が見えなくなっています。
育まれていた心は無くなったのではなく、自分が社会の中で生きるために、
何重にも何重にもベールで包んで、自分自身さえ見えなくなっていたのです。
社会に合わす為に、自分の心に蓋をしてしまったのです。
しかし「自分を生きる」ためには、
その蓋をはずしてベールを1枚1枚はがしていく必要があるのです。
本来、自分の中で育っていたはずの人間の土台を、
再確認する必要が出てきたのです。
それが自分の中の「純粋意識」の声を聴くことだと思います。
じゃ、また明日!