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ビジョンとは、自分が作り出したい世界。自分の在りたい姿です。
個人で言えば自分はどういう世界で生きたいのか。
企業で言えば、基本理念に当たるものだと思います。
そこがしっかりしておかないと、何事をするにしても、
その考えに立ち返ることは出来ません。
自分の中でビジョンが確立しているから、
そのためには何をすべきかがわかります。
自分はその為にはどういう役割を果たすのかが、考えられます。
企業で言えば社長が社員に、こういう会社を作りたいと説明し、浸透させていかないと、
社員は自分のやっていることを理解して仕事をする事が出来ません。
自分自身の軸になる部分、会社組織の軸になる部分です。
私は今まで、毎日が楽しく目の前にあることをこなしていけばよいと思っていました。
その積み重ねが自分の人生だと。
しかしそれでは自分の意思が人生に反映されていないことになります。
自分の人生は目の前の事を毎日淡々とこなしていくのが自分の理想の生き方であるなら、
それはそれでよいかも知れません。
しかし、それが当たり前だと自分が思い込んでいたのなら、
考え直す必要があると思います。
なぜなら、自分を自分として生きたいのであれば、
やはり自分の思った生き方でないと、
自分の生まれてきた意味、生まれてきた価値が無いと思います。
死ぬ瞬間に「自分の人生は良かった!」と思って永遠の眠りにつくのであれば、
やはり、自分が描いた生き方、自分が設定した人生にそって生きたいものです。
自分が生きる自分軸がしっかりしていないと、
何かがあった時に直ぐに諦めてしまします。
直ぐに投げ出してしまいます。
ビジョンというのは、その人の経験から生まれてくるので、
人を突き動かすエネルギーを持っています。
自分の描く未来像に向かって、伴走をしてくれるのだと思います。
最後まで走り続けるエネルギーを与えてくれるものだと思います。
そう考えれば、いままで目先の1日1日の過ごし方しかしていませんでしたが、
自分の20年後、30年後を夢見ながら走れるのも幸せな事だと思います。
神戸の六甲山は、昔、はげ山でした。
その前は緑豊かな山でしたが開発が進み、一時ははげ山になってしまったのです。
それで当時の人たちは、自分の孫の代にこんなはげ山を残したくないと、
植林を始めたのです。
100年以上たった今、六甲山は緑豊かな山になっています。
昔の人は、自分が生きている世代だけのことでは無く、孫やひ孫の世代の事を考えて、
何事も日常を送っていたのだと思います。
今、私たちが緑に恵まれているのも、そういった先人の人達の智恵の恩恵を
受けていることになるのです。
ビジョンはかしこまった事でなくてもいいのです。
自分がこう在りたい、こう生きたい、と思う純粋な気持ちでよいと思います。
自分の中にビジョンを持てるかどうか。
それによって人生はわかれていくと思います。
じゃ、また明日!