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以前聞いたことがあるのは、
「具体的なものを抽象化する」「抽象的なものを具体化する」でした。
しかし、ここ数年それだけではダメで「抽象化して、具体化する」
ことの往復が求られます。
なぜなら、具体的な事から具体的なそのことだけを学んでも、
あまり意味が無いからです。
学んだことを生かす場面が、今後、どれだけあるのかという話になって来ます。
その回数が低いと、あまり意味が無いという事です。
その具体的な事を抽象化することによって、
学びの効果が高まり、他の事にも使えるからです。
抽象化すれば他の分野にも適用が可能になり、自分が陥りやすい失敗を把握できるので、
同じ失敗を繰り返さないで済むのです。
よく例に出されるのですが「リンゴ・みかん・バナナ」と言えば
「果物屋さん」だとわかります。
お使いを頼まれて「リンゴとバナナ」を買ってきてと言われれば、
だれしも「果物屋さん」に行きます。
「果物屋さん」には、具体的な果物として「リンゴやバナナ」が置いてあるのです。
反対に、抽象的な理論や方法を教わっても、抽象的なままだと、
忘れてしまい生かされません。
抽象的な事を学んだら、それを具体的な事に適用することで生かされてくるのです。
ビジネスの世界でいうと抽象化のスキルは「お客様の悩みを解決する」
という本質に辿り着きます。
そして、抽象論レベルで理解していた時に気付けなかった強みに
気付く事が出来るのです。
例えば、ビジネスシーンで「〇月〇日の午前中」に合う約束をする場合と、
「〇月〇日の午前10時」と具体的に約束する場合とでは、お互い確実に確認され、
間違いが起きにくいのです。
具体的な事が好きな人は、学ぶとは具体的な知識ややり方を学ぶことだと言います。
抽象的な事が好きな人は、一般に当てはまる理論や応用範囲の広い方法を、
身ににつける事だと言います。
しかし、本当に身に付けることは「具体」と「抽象」を往復することが、
学びを自分のモノにしていくことだと思います。
具体的なノウハウやテクニックを抽象化して
「ビジネスの本質はお客様の問題解決である」と、
考えれるようになると、良い結果に結びついていくと思います。
いくらノウハウを知っていても、実際の行動に移さなければ、
1円の価値も生み出さないと思います。
じゃ、また明日!