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物事の判断は非常に難しいです。

 

学生時代は、答えがありました。

むしろ教科書と違う答えを書けば✖を入れられました。

 

しかし、社会に出れば教科書はありません。

11つの事を、自分で判断しなければなりません。

よって、物事の正しさ、善し悪しを見極めるのは非常に難しいです。

コロナによって価値観もどんどん変わっています。

特に生活に関わること、収入に関わることに関する答えなど、あろうはずもありません。

そんな中で、コロナの感染を防ぎつつ、生活を守って行かなければなりません。

その判断をする時に、その判断は正しいか正しくないか、では、問題が解決しない時もあります。

それよりも、この方がより良い判断かどうか。

の方に重きを置いた方が、現実に沿って判断ができると思います。

コロナ以前は、こう決まっているからこうする。

これが今までの正しい基準だからこうする。

というのが、まかり通っていたと思います。

しかし、それで行くと、生活が出来なくなる人も出てきています。

今までのように、白か黒かで決めつけられないことも出てきました。

国の方針と地方自治体の方針。

予算や枠組みから考えて行くのと、現場から考えて行くのと。

予算を守ることに基準があるのか、人々の生活を守る事に基準があるのか。

コロナは「何をもって正しい判断か」という事も問うてきたような気がします。

今までは国が決めたことに従うのが当たりまえであったけれど、その国の判断が正しいかどうか。

むしろ上辺だけの現象を見ての判断のような気がします。

ベストの判断かどうかと言えば、そうではなかった。というのが今回のコロナ禍の答えだと思います。

今まで、1人1人の国民も国に依存していたと思います。

ただ従っていれば楽だし、よい訳ですから。

しかし、そうではないと分かった今、1人1人の判断も重要になってくるのが証明されたと思います。

例えばお店も時間制限が出ました。

ほとんどのお店は時間通りに閉めました。

しかし、それを守れば、お店の商品になるまでの業界業種はどうなのか。

魚を取っている漁師さん、牛を育てている畜産業、野菜を育てている農家。

それらを運んでいる運送業、お店に卸しているおしぼり業者。

その他、お店が成り立つまでにかかわっている仕事もストップせざるを得ないのです。

そこまで、細部に考えた上での判断かどうか。

段々と声が上がり始めたのでそれらも考慮に入れ始めましたが、

最初は目に見えるお店だけでの判断であったと思います。

そういう判断は正しいのかどうか。

時間を延長してお店を開けていた店主は、

そういう表には見えない繋がりの人達の生活を考えて、敢てお店を開けていた人もいます。

役所が決めたのだから守ろうとする判断も正しいと思います。

反対に、お店を閉めてしまったら繋がりのある業者さんが潰れてしまうので、

敢て時間通りに閉めなかったお店もあります。

それも1つの判断だと思います。

決められたことを守る正しさを求める判断か、

その状態をよりよくするための判断か。

自分の判断基準がどこにあるのかを、自分で知っておく必要があると思います。

それぞれの場面における部分的な判断で答えを出していないかどうか。

自分の中にある認識の本質はどこにあるのか。

教科書が正しいと思っていた認識より、自分の内なる判断基準はどこなのか。

改めて、自分に問い直す時でもあるかも知れません。

じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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