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「感情は価値観に反応する」と言うのを聞いた。

その人が何らかの感情を出す時は、それを辿ればその人の価値観のようなものが隠れている場合がある。
怒りの感情であったり、悲しみの感情であったり、喜びの感情であったり。
その感情の奥には、その人が大切にしたい目的や価値観のようなものがヒントとして隠されている。
自分自身を顧みれば、自分が思っていることと違うことを相手から言われた時、感情的になっていることが多い。
それは自分の価値観と違うことを、言われたり要求されたりすると「そうじゃなくってー」と感情が湧き出てくる。
その「そうじゃなくってー」は明らかに自分の価値観であり、自分の価値観を相手に押し付けようとして「そうじゃなくってー、こうでしょ」と言ってしまう。
ということは「そうじゃなくってー」が出そうになれば、そこには自分の価値観が潜んでおり、それをゆっくり考えれば、自分の価値観、目的がわかると言うものだ。
逆に言うと、相手も感情が出て来れば、何らかの相手の価値観によって語りかけてくれているのだから、その価値観の目的は何なのか、じっくり観察する必要がある。
自分で自分の価値観を知り、相手の価値観もわかれば、反応も違ってくるというものだ。
7つの習慣の中にも「主体と反応」と言うのがあった。
刺激に対して反射的に反応するのか、一旦停止をしてベストな反応を示すのか。
そこには選択の自由がある。
相手の刺激に対して表面的に捉えず、どういう意図を持って接してくれているのであろうか。
その刺激の奥までじっくり考えた時、今までと違う捉え方の反応を示すことになる。
価値観は人それぞれ。
よって、自分と違う価値観に接した時、即座に「NO!」と言わず、相手の価値観に素直に従うのも、自立への道の一歩かも知れない。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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