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「物事の本質を見抜くべき」と言われるように、本質を見抜けるようになりたいと思っています。
思っているにもかかわらず、なかなか本質を見抜く方法がわかっていません。
本質とは、簡単に言うと「欠かす事の出来ない重要なポイント」とも言えます。
しかし、その本質が明らかになっていなければ、間違った方向に行くようです。
例えば、飲食店の本質を「料理を提供する事」と捉えてしまえば、
料理を出す事だけに一生懸命になっています。
「美味しい料理を出す事」と捉えれば、よりおいしい味にこだわります。
「その言葉を違う言葉でいいかえるなら」と、考えてみれば、
「料理を通して心地よい時間を過ごしてもらう場」と置き換えることもできます。
私の知り合いのシェフは「料理を通して、笑顔になってしあわせを感じて貰う」
と、捉えているようです。
よって、素材から選び抜き、彩、盛り付け、器、料理の物語、雰囲気、サービス。
と、ありとあらゆる可能性を導きだしています。
それは、ただ単に料理を提供するだけではなく、サービス、空間作りまで、
全てを料理というキーワードの基にプロデュースしています。
よって、1つのコース料理を出すのに、テーマから始まり、
どのように物語を作っていくのかを考え、素材をどのように生かすのか、
物語の色どり、盛り付けをどうしていくのか、かなりの時間をかけて考えます。
そして、忘れてはならないのは、その中にシェフの情熱の想いを込めることです。
しかも、同じ材料でも、その時々によって調理の仕方が変わり、味付けも変わります。
そうなるとレストランと言っても、ただお料理を出すだけのお店か、
愛想が悪くても味はしっかりしているお店か、
コースの中に物語があり、幸せを感じるお店か、
色々に分かれます。
そしてそれに伴い、お店の雰囲気もサービスの提供の仕方も変わってきます。
一番最初の「飲食店の本質とは」の段階で、その答えの違いが、
お客様のリピート率にも繋がってきます。
今回のようなコロナで外出自粛の時は、同じような規模のお店でも、
潰れるお店もあれば、外出自粛が出ていても、
対策が万全で色々工夫をしてお客様が減らないお店もあります。
お客が減らないと言っても、客席自体を減らして空間を広げれば、
満席であったとしても、やはり客数は減ります。
そんな中で、生き残る術を考えて行かなければならないのです。
最初の「飲食店の本質」をどのような違う言葉で言い換えるのかによって、
その先が大きく分かれてくるのだと思います。
これは自分自身の言動や、全ての事に繋がってくる事だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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