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私が20年前におぼろげながらにも描いていた「個の時代」というのは、
個人が1つの独立した会社として存在し、それぞれ個々の専門の会社が集まって、
その時々にプロジェクトを組むというイメージでした。
しかし、今現在の「個の時代」は環境が違ってきました。
世の中にSNSが浸透し、ましてやコロナによって働き方も変わってきています。
以前のようにリアルを想定していた仕事とは違ってきています。
以前は企業の信頼度は高く、個人の信頼度は低かったと思います。
しかし、最近ではネットを使っている個人や有名人の信頼度の方が高くなってきているようです。
ものを買う時でも、企業が広告するよりも、ネットで有名人が「これ良かったです」と呟いた方が、
直ぐに広まるようです。
SNSでの「個の時代」になって行くと、自分自身の信用度を積み重ねる必要があると思います。
なぜなら、今までは自分が作ったもの、目に見えるものを売っていました。
しかし最近は、夢や志を売ることも多くなってきました。
クラウドファンディングが拡がっているのもそうだと思います。
本人の署名入り記事であったり、顔出しの放送であったりと、個人が全面に出てきます。
よって、自分の責任に於いての発信となります。
クラウドファンディングなら、やろうとしていることに賛同を得られる事ができるのか。
第三者に協力してやろうと思って貰えるものを発信できるのか。
など、相当なリスク覚悟が必要となってきます。
まだやってもいないもの、できてもいないことに挑戦することになるので、
そこにはそれなりの信用度が必要となってきます。
見えないものに対する信用は、つまるところ自分自身への信用度であり、
自分自身が商品であるという事になります。
自分がブランドであり、ブランド化するために、
自分を磨き、自分のレベルUPをする必要があるのです。
自分という商品を売るためにはどのようなアウトプットをするのか。
物を作って売っていた時代からは、大きく変わろうとしているようです。
今まで会社や社会に埋もれていた個人というものがどんどん前に出て、
個人の生き方・在り方で仕事が成立していくような気がします。
これからは益々個人が問われると思います。
じゃ、また明日!