タグ:
2021年の成人式は、コロナウイルスの影響もあり、中止の所あり、リモートのところありと様々でした。
そんな中、あるメルマガに、
「もし今のあなたが、成人式を迎えた当時のあなたに託す言葉があるとしたら、それはどんな言葉ですか?」
というのがありました。
私は自分が20歳の時は、とてもじゃないけれど自分が子供過ぎて、成人式には行く気にはなりませんでした。
自分で、成人式を迎えてもいいかなと自分に許可を出せたのが30歳の時でした。
10年もずれがあります。
しかしその頃、たまたま何かの記事で「今の若者は昔の若者に比べて成熟度が10年遅れている」とありました。
確かに歴史上の人物を見ても、10代で、日本の行く末を案じたり、
20代でリーダーとなって日本を引っ張って行くような人物が輩出していました。
当然、平均寿命も延びてきていたので、そんなものなのかなと思っていました。
成人式を何回も折り返した年齢の今、20歳の自分にメッセージを送るとしたら、
「自分を生きよ!」と伝えたいと思います。
この年齢になって、やっと自分が生きるとはどういうことなのか、わかり始めてきたのです。
それが20歳の時に気付いていれば、もっともっと自分の可能性を発揮できていたと思います。
職場も自由な雰囲気だったので、仕事に関しては退職するまで楽しく働くことが出来ました。
しかしその間、温室育ちの私がより一層温室に根付いてしまったのです。
退職してからやっと、自分の居た場所の価値観が全てではないとわかり始めました。
学校を出て右も左もわからない状態の自分は、世間の価値観が正しいと思っていました。
そして、その答えは1つだと信じていました。
よって、自分の考えが少し違っても、世間の価値観の方が正しいと思っているので、
そちら側に合すようになっていました。
合すのに慣れてきたら、今度は答えを求めるようになっていきました。
結局はこの時点で、自分で自分を骨抜き人間にしていったのです。
自分で考える事をしない。自分で自信も持って判断する事が出来ない。
それが素直な正しい社会人の姿だと思ってしまったのです。
退職して自分の職場以外の世界が見え始めると、
それは全体の中のたった1つの例でしかないことに気付きました。
世の中で活躍している人を見ると、自分で考え、自分で判断し、自分で責任を取っている。
こちらの姿の方が正しいと思い始めました。
それは、物事の本質を見る目を持っている姿です。
私のように、何も考えずに流されているのとは真逆です。
この歳まで「本質を見抜く」という事すらわかっていませんでした。
今、20歳の時の自分に伝えるとしたら、
「自分で考え、自分で判断して自分で行動できる人間になって欲しい」という事です。
そして、その土台となるのが「本質を見抜く」目を養う事です。
そして自分の中には自分の知らない、まだ発揮していない能力が沢山残っている。と、いう事。
自分の可能性を自分で潰してしまわずに、
自分の可能性を自分でどんどん引き出せるような生き方をして欲しいのです。
たった1回限りの自分の人生「この世は楽しかった!」
と思える人生を歩んで欲しいと思います。
私も、残りどれだけの時間があるかわかりませんが、
「自分を生きる」人生を送りたいと思います。
じゃ、また明日!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

jibunoikiru@gmail.com

関連投稿

タグ:

2280枚目■ 行動と言葉を一致させる

「言行一致」とよく言います。口で言っている事...

すべて読む
タグ:

2274枚目■ 「無理」「ならどうする」

何かをやろうとする時、或いはやりたいと思う時...

すべて読む
タグ:

2235枚目■ 何を捨て何を残すか

私は昔から「マイナスの美」の美しさが好きでし...

すべて読む
タグ:

2233枚目■ 自分が自分をどう思うか 

私たちは人目を気にして生きている場合がありま...

すべて読む
タグ:

2232枚目■ 目的の為なら共にやれる

今回のNHK「新プロジェクトX」は、世界遺産...

すべて読む
タグ:

2231枚目■ 共に目標を達成する能力 

人が他人と協力し共同の目標を達成する能力は、...

すべて読む