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人は問題が起こった時には、外側に解決策を求めようとします。
或いは、外側の人が何とかしてくれるだろう、と。
わからなければ誰かに聞く。
当たり前のように、日常生活でそのようにしてきました。
今はほとんどの人が携帯をもっているので、道がわからなければすぐに携帯で調べます。
携帯が無かった時は、人に聞けば早いと、すぐに人に聞いていました。
しかし、人に聞いても必ずしも正しい答えを返してくれるとは限りません。
大都会ほど、聞いても答えがわからない場合があります。
以前、地図を見ながら会場に向かっていた時の事です。
十字信号の所で東西南北がわからなくなりました。
神戸は非常に簡単で、どこへ行っても山が北で海が南です。
それが四方が山に囲まれた所に行けば、
十字交差点でどちらの方向の信号を渡れば良いのかわからなくなりました。
仕方がないので、信号を待っているサラリーマンに聞きました。
「あっちだと思う」という方向を渡ったのですが、やはり違うような感じです。
また、そこで待っている人に聞くと「こっちだと思う」という事でその方向の信号を渡りました。
しかし、それでも違うような気がして、もう一度近くの人に聞きました。
今度は全く反対の方向を言われました。
結局その反対の方向が合っていたのです。
建物は比較的その信号の近くのはずなのに、なぜそれぞれが違う方向を教えてくれたのか。
オフィス街の人は、自分の会社の建物以外はあまり知らなかったのです。
つまり、その人個人用の地図しか知らなかったのです。
よって、私が手にしていた地図と一致していなかったのです。
今ではgoogleマップで自分の行き先を拡大してすぐに調べることが出来ますが・・・。
これも私の中で安易に、わからなければ人に聞けばいいと思っていたからです。
何事もそうですが、問題は外側に解決策を求めるのではなく、
やはり自分の内側で解決する習慣が大切だと思います。
意識を外側から自分の内側に向ける。
これが基本だと思います。
意識を内側に向けるという事は、外側の世界を自由に変えられるという事にもなります。
今なら、携帯で自分が行く建物を事前に細かく調べ、行く順路を確認することが出来ます。
それが出来れば、近くにどんなお店があるのか。
お昼はどこで食べようか。
帰りはどこに寄ってお土産を買おうか。
等、人に聞いて余計に迷ってしまったオフィス街も、自分にとっては風景が変わると思います。
自分が主役になれば、気の重い出張・研修が、せっかくだから寄り道して帰ろう!と、
楽しいものになります。
意識を自分の内側に向ける。
自分が主人公になる。
そうした自分の意識の持って行き方で、外の世界は自由に変えられるのだと思います。
怖かったオフィス街も楽しい街になったと思います。
自分の内側に目を向ける時も「やらなければ」とか「こなさなければ」ではなく、
どうしたらその時間を楽しめるのか、自分と相談すればいいと思います。
外の人と相談するのではなく、自分自身と。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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