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ある野球選手が「広場恐怖症」であると報道されました。
飛行機や新幹線など乗り物に乗れない。各駅やすぐに外に出られる状況なら乗れる。人が多い所に行けない。
私も全く同じ状態でした。
自分が広場恐怖症であるとわかったのは、かなり後になってからです。
高校生になった時に、同じような症状になったけれど、その時は「広場恐怖症」という症状は解明されていなく、お医者さんからは「自律神経失調症」だと言われていました。
自分でも「気のせい、気のせい」と言い聞かせながら過ごしていましたが、その状態から抜け出るのに30年掛かりました。
かなり大丈夫になった頃「広場恐怖症」という言葉を知り、自分はこれだったのだと納得しました。
そしてごく最近アドラー心理学を知り、その中で「広場恐怖症」のことが出てきて合点がいきました。
皆から見られていることを恐れて外に出られないのではなく、自分が世界の中心で皆から見られたいということだったようです。
多数の中の1人ではなく、世界の中心としての自分として見られたい。
そのずれが、症状として現れていたようです。
人はほとんど自分のことなど見てはいません。
それを自分が勝手に頭の中で、他人が自分を見ているイメージを作ってしまっていただけのことです。
それは、小さい時から甘やかされて育ち、周りは何でも自分の言うことを聞いてくれると思って育ったからです。
そして大人になってからは、その甘えは他人に依存する人間になってしまう。
まさしく、その通りでございました。
でも大丈夫! 今では自分はそんな人間であると自覚し、現在、依存からの脱出を試みています。
それと同時に、まだ苦手意識はあるものの乗り物にも乗れます。(まだまだ満員では座る事は出来ませんが)
広場恐怖症は、自分が勝手に自分の頭の中に他人のイメージを作ってしまっただけなんです。
だから、大丈夫!!
自分の頭の中に他人が自分をどう見ているかなんて、勝手なイメージを作らなければいいだけなんです。
じゃ、また!