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トヨタでは、工場で働いている人達に「診断士ではなく、治療士になれ」と語っているようです。
隣のラインなど、人のやっている仕事についてはいくらでも問題点を挙げることは出来ます。
しかし、「診断士」が何人いても、現場が良くなることはありません。
必要なのは、問題点を見つけ改善できる「治療士」です。
10の問題点を見つけるだけの「診断士」より、
1つの問題を改善できる「治療士」の方が、
会社にとっては有益な人材だという考え方です。
2021年のNHK大河ドラマでは渋沢栄一が取り上げられます。
2024年からは新1万円札の顔としても登場します。
なぜ今、渋沢栄一なのかと思っていましたが、風の時代に入った今だからこそ、
取り上げられたのだと納得しました。
渋沢栄一は、約500もの企業の設立や運営にかかわり、
約600とも言われる教育機関や社会公共事業の支援を行い、
民間外交にも力を注いだ人です。
世界的な視点で物事を見、弱い立場の人に目を向けた企業家です。
今もなお続いているコロナの時代に於いて、
「自分の事よりも先ず社会を第一に考える姿勢」が人々の注目を浴びたのだと思います。
現在の政治家とは全く違い、格差の生まれる資本主義に於いて、
「そこで生まれる弱者に対しても、優しい目を持つ資本主義」を目指したのです。
これこそが、これから変わりゆく風の時代の、目指すべき方向だと思います。
社会の一員たる自分自身、
withコロナの時代における自分自身は、
どのような治療士になろうとしているのか、
また1つ、宿題を頂いたようです。
じゃ、また明日!