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私は若い頃、すぐに人の言動に反応していました。
それは、今から思えば感情的に反応していました。
自分の頭の中ではこれが正しいと思っているのに、違うことを正しいと言われたり、
違う意見、違う考え方を言われたりした時です。
その時は自分の考え方が絶対的に正しいと思い込んでいました。
今から思えば恥ずかしいことです。
正解は1つではないからです。
同じものでも見る角度によって見え方が違うということを、自分が知らなかっただけです。
如何に一面的にしか捉えることが出来なかったのだろうかと思います。
年月を重ねた今では、あの時のような反応はしなくなりました。
でもしかし、やはり何らかの反応が自分の中ではあります。
人間関係に於いて、波風はたてなくなったものの、心から賛同する事が出来ない時があります。
なぜなら、嫌だと思っている部分が自分の中にもあるからです。
もっと言うと、相手の中に自分と同じものを見つけた時、嫌だと思ってしまうのです。
特に親子の場合、自分の嫌な性格を子どもの中に見た場合、余計に腹が立つ場合があるようです。
自分自身がその部分を拒否しているからです。
という事は、人に反応する部分は、自分の中にもあるから反応するのだと思います。
自分の中でも何となく受け入れたくない部分、
自分の中でも直したいと思っている部分。
これらを相手の中に見つけた時は、冷静になれず、感情的に反応してしまう場合があるようです。
しかし、それによって自分自身を振り返ることが出来たなら、こんなにありがたいこともありません。
今までは、相手が嫌だと思っていましたが、それは自分に気付くためのメッセージだと思い、
自分も人に対して同じような事をやっていないかどうか。
自分も人に対して同じような事を言ってはいないだろうか。
と、自分を省みるチャンスだと思います。
人を見て自分が反応した時は、自分自身を省みる1つのチャンスだと思うようになった時、
それほど相手に対しても感情的に嫌だとは思わなくなりました。
人に反応するってことは、良いも悪いも、自分が成長するチャンスだと思います。
どうせならこのチャンスを生かしたいと思います。
じゃ、また明日!