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9日(土)のNHK朝の連続ドラマ「まんぷく」で、父親の萬平さんが自社で働いている息子の事を思って言ったセリフが「僕があいつに伝えてあげられるのは、仕事に対する姿勢だけだ」
今まで学ぶということは「知識を得る」と思っていましたが、そうではありません。
「今学んでいること・やっていること」に対する「姿勢」を学べば、それが基礎となり何に対しても自分で考えてやっていけるのです。
確かに手順はレシピ・マニュアルがあれば誰でも出来ます。
お料理でも何でも、レシピ通りの材料と手順があれば出来る筈です。
しかし、見た目同じの出来上がった料理でも、味は其々違います。
その味の違いは何かといえば、作る時の姿勢です。
上記ドラマ「まんぷく」でいうなら、今でいうカップヌードルが出来上がるまでの「取り組み姿勢」です。
1工程ごとに商品を分解し、その1つ1つに対して最善を尽くしているかどうかになります。
失敗しても何回もやれるまで挑戦する「忍耐」であったり、
カラダに良いものを作る企業の「誠実さ」であったり。
主婦の食事作りの大変さを少しでも軽減出来るようにする「社会貢献」であったり、
新商品を開発する失敗を恐れない「勇気」であったり。
こういう取り組み姿勢こそが、一番大事な部分であり、見逃がしてはいけない所だと思います。
現に、利潤に走れば健康を害する食品でも、どんどん世の中に出してしまう企業もあります。
忍耐が弱ければ、完成にまで行かなくても妥協して見せかけのものを世に送り出してしまうこともあります。
世間に対して、辻褄を合わすために嘘の数字を繰り返す。これも不誠実さの表れだと思います。
そういう「人間としての基本姿勢」が伝えるべきものであり、後の手順ややり方はそれぞれがやるべきことであり、やれることです。
そう言う意味では「やり方を教えてくれない」とか「自分で考えろ!しか言ってくれない」と思っていた自分の甘さが浮き彫りになってきました。
それらは自分自身で解決すべきこと。
学ぶべきことは「取り組み姿勢」だったのであります。
じゃ、また!