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佐賀県弁護士会は11月13日、子供を必要以上に縛り上げるような「ブラック校則」について、
中学校を独自で調べ、見直しを求める提言書を県教育委員会に提出しました。
問題となっていた校則は「下着は白」。
下着の色を、教員が目視で確認していたとの証言もあるようです。
校則の存在意義とは何なのでしょうか?
「規則に従う事を覚えさせるためのもの」でしょうか。
「どんなに理不尽で理解不可能な根拠のないものでも、文句を言わずに目上のものが決めたルールには従う」
ということでしょうか?
その奥には、子供を管理し、規則に従わせ、自分勝手な行動を取らずに、
集団行動を乱さない人間を育成するという、目的があったのでしょうか。
その結果、子供の個性を殺し、主体性を奪い、思考力を停止させ、生きる意欲さえ奪うことになるのです。
今回の佐賀県弁護士会の提言は、
「規則の目的と手段(指導)が合理的なものか」
「子供の権利を明言すること」
「策定・改定の際に子供が関与できる仕組みつくり」
などを挙げているようです。
教員自体が、個性を殺し、主体性を奪い、思考力を停止させ、生きる意欲さえ奪われて育ったのではないでしょうか。
教育基本法における教育の目的は、
「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた
 心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」(教育基本法第一条)
学習指導要領解説によると、
・生きる力という理念の共有
・基礎的、基本的な知識・技能の共有
・思考力・判断力・表現力などの育成
・確かな学力の確立
・学習意欲や学習習慣の確立
・豊かな心や健やかな体の育成
と言った内容です。
そこには『思考力・判断力・表現力などの育成』と明記されています。
つまり、教育活動全般を通して生きる力を身に付け、人格形成を行う場です。
思考力・判断力・表現力などの育成をして、生きる力を身に付け、人格形成を行う場に於いて、
「下着は白」というのは、どういう意味があるのでしょうか?
教育現場は、教員が教員をイジメたり、下着の色を教員が目視で確認したりする時間があれば、
真面目に子供たちの人格形成をやって貰いたいものだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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