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「自分はこういう人間だ」とか、「私は人からこう思われている」とか。
日常生活に於いて、自分自身のことや人間関係で思い悩むことがあると思います。
私などがしばしば陥る思い込みもそうです。
それって、本当に人から言われたり指摘されたりした事実でしょうか?
もしかしたら、自分が勝手に作り出した幻想や思い込みではないでしょうか。
自分のことには目が向かないのに、他人のことにはよく目が向きます。
なぜ自分のことには目が向かないのかと言えば、自分から逃げているからだと思います。
他人に非難しているものと同じものを自分の中に持っており、
それを認めたくないから、他人に目を向けているのです。
自分はこういう人間だとか、自分はこう思われているとかは、
本当は他人が言っているのではなく、自分が自分を評価した言葉なのです。
自分で自分のことを認めていないから、他の人からも認められていないと思い込んでいるし、
自分のことだとは思いたくないのです。
それを隠すために、何かを一生懸命やり、一生懸命やっている自分を認めてもらおうとしているのです。
しかし、自分で自分を認めるという部分を覆い隠して、何かを一生懸命やっても、
自分の中にある問題は解決しません。
例えば、自分に自信がない場合、沢山の資格を取る人がいます。
資格があれば、人は認めてくれるだろうと。
確かに資格は1つの物差しとして判断してくれます。
しかし、資格の数が多いからその人自身を認めているかというと、そうではありません。
資格を沢山取ったという努力は認められても、その人の人格がイコールだとは見て貰えないのです。
何故なら、それだけ沢山の資格があるなら当然このレベルは出来るだろうと思われても、
実際に出来なければ、反ってマイナスイメージになるからです。
反対に資格が1つもなくても、仕事を積極的にこなしていけば、そちらの方が評価される場合もあります。
人が自分のことをどう評価しているかという事実と、
人が自分のことをこう評価しているだろうという解釈は、全く別物です。
一番の解決策は、自分がありのままの自分を認め、
自分の解釈ではなく、事実を見ていく習慣をつけることだと思います。
じゃ、また明日!