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アドラー心理学の中に「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかだ」というのがあります。

それについて色々な方がblogで発信しておられます。
「足るを知る」ということです。
「すでに自分が持っているものを活かす」ということだ。
「”成果に照準を合わせる”ために、目に見えている与えられたものをどう使うか」ということである。
十人十色の解釈があると思いますが、究極的には同じ理解だと思います。
私は3番目の方の表現と同じで「目の前に与えられたものを、自分の持てる力で精一杯どのように取り組むか」と言うことだと思います。
しかし、現実には「与えられたもの」にばかり気を取られ「何が与えられているのか」ということだけに目を向けてしまいます。
そうなると、そのような与えられたこと(課題)は「自分の能力では無理! 出来ない!」となってしまい、そこから先には進めません。
「何が与えられているか」ではなく「与えられているものを、どのように受け止め、どう処理していくのか」に目を向ければ、解決の糸口が見つかるような気がします。
私自身「そんな宿題を出されても明日までには出来ない! 不可能!!」と思い込んでいました。
しかし、今ある自分で精一杯のことをやれば出来る可能性もあるのです。
何も難しく捉えなくても、シンプルに捉えて出来る限りでやればよいだけのことです。
ふと思いついたのですが、もしかしたら無意識でやっていたことかも知れません。
「夕食を作って下さい」と言われた時、和食にしようか洋食にしようか思い悩んだり、材料が無いから買いに行かなくてはと焦ったり。
そうこうしているうちに時間はどんどん過ぎていきます。
与えられたのは「夕食を作って下さい」だけ。
何もフランス料理を作って下さいとか、懐石料理を作って下さいとかは言われていません。
それは勝手に自分がそう思っただけのことです。
いつもやっている日常ではどうか。
はい、冷蔵庫の中にあるもので簡単に作れるものを作っているだけです。
それでも、夕食は夕食です。
お肉が無ければハムやベーコンを使うし、野菜も冷蔵庫にある野菜で済ませてしまいます。
要は、夕食を作るか作らないかで、結果として夕食にありつけるかありつけないか、になるのではないかと思った次第です。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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