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先日、PRESIDENT Onlineに中野信子さんの著書「引き寄せる脳 遠ざける脳」の一部を再編集したものが、
掲載されていました。
人の「幸せ」についての考え方は主観的なものであり、一つの物差しで測ることは出来ない。
というものです。
これは私も、職場であったり、地域であったり、趣味であったりと各グループに所属していて感じていた事と、
全く同じでした。
例えば、仲間意識の強い人は皆とわいわい仲良く騒ぐことによって「みんなから愛されて幸せだと」感じ、
それによって幸せを感じる事が出来ます。
反対に、1人きりの空間で自分の心地よい場所で、自分の好きな音楽を聴きながらリラックスすることで、
幸せを感じる人もいます。
どちらもその人にとっての幸せの感じ方なので、それが「その人にとっての幸せ」なのだと思います。
皆といることが幸せな人から見れば「あの人はいつも一人ぼっちでかわいそう。誘ってあげなければ」
と思うかも知れません。
1人の空間が好きな人から見れば「なんであんなに群れたがるのだろう。一人の方が幸せを感じるのに」
と思うかも知れません。
正解は「自分が選んだ方が正解になる」だけのことです。
よって幸せの基準は十人十色だと思います。
私など自分に自信がないので、すぐに人に正解を確かめようとします。
しかし、私が尊敬する方たちは回答を教えてはくれません。
「答えは自分の中にある」
これが回答だと思います。
そしてその回答は、正解・不正解という部類のものではないのです。
今回、中野信子さんの文章の中で1つの回答を頂いたのは、
「自分が選んだ答えを『正解にする』ことの方が、ずっと大切である」という事です。
自分から正解に合わせに行くのではなく、自分の答えを正解にもっていく。
そのためには、自分の選択には誰も責任を取ってくれないので、自分で責任を取るしかないのです。
だから、自分を肯定し、自分を認め、自分で選択し、自分で責任を取る覚悟を持つことが、
「自分を生きる」という事になるのではないかと思います。
当然ながら、時には自分の選択が間違っている場合もあります。
間違っていたと気付いたら、気付いた所から修正すればいいだけです。
自分の人生だから、他の人には影響ないはずです。
その選択ミスも自分の正解に近付くための通過点だと思います。
通過点が多ければ多いほど、自分の経験が増え、人生の幅が広がるのではないかと思います。
中野さんの文章に触れるまでは、私は我儘な人間なのだ。人付き合いの悪い人間なのだ。
と思っていましたが、それも勿論あるかも知れませんが、
「幸せホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」が、自分がどんな状態の時に多く出るのか。
それを自分で理解し、分泌される状態・状況が人によって違うという事がわかれば、
人との付き合い方も変わってくると思います。
今回「引き寄せる脳 遠ざける脳」があるのだという事が新たな発見でした。
じゃ、また明日!