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抽象的なことでわかった時は、それを言葉に出来た時だと思います。
そして、その言葉を実現した時に、本当にわかったという事だと思います。
抽象から具体は、抽象的な概念を具体的に掘り下げること。(抽象から落としていく)
具体から抽象は、具体的なことを、一般化や統合し抽象化すること。(具体から積み上げていく)
抽象化はアイデアを生み出すことになります。
トヨタ・日産・ホンダなど、これらに共通するものは「車」です。
個別的・具体的な事柄を一般的な概念へ昇華させることが抽象化です。
抽象化は複数の物事にまたがる「本質」を見つけ出し、そこから別の具体例へと展開させやすくなるので、
アイデアを生み出すことになるのです。
具体化は話に説得力をもたらします。
具体的に正確に伝えるので、解釈のズレがないので、誤解を生みにくいです。
先ほどの抽象化した「車」という概念を「トヨタの○○」「日産の△△」「ホンダの□□」など、
具体的に落とし込んでいきます。
仕事に限らず、物事は抽象と具体を行ったり来たりすることで成り立っていると思います。
抽象の中に具体があり、具体の中に抽象があるように。
その裏表のような中を行ったり来たりすることにより、自問自答が繰り返されます。
例えば、珈琲は苦いから飲まない場合、すべてが全て飲まないかとえ言えば、
あの苦味が飲めないのであって、ミルクコーヒーは飲めるという人もいます。
ということは、珈琲が嫌いなわけではなく、珈琲の苦味が嫌いという事になります。
となると、豆の炒り方であったり豆の種類によっては、あまり苦くない珈琲もあります。
又、ミルクの量によっても、苦味が薄められ、甘さも加えるとミルクコーヒは好きだったりもします。
抽象的な力は本質を見抜く力にもなります。
課題の根本的な解決や業務の改善を目指す場合には、抽象的な思考は非常に有用です。
よって、適度に一般化されたビジョンに共有と具体的な行動内容の提示という、
車輪の両方が必要になるのです。
抽象化から具体化へ。
具体化から抽象化へ。
この両方を行き来することによって、
振幅の幅の大きさと、往復運動の頻度の高さ、そしてスピードが、
生き残るのに、重要なものになると思います。
じゃ、また明日!