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テクノロジーの変化にはすさまじいものがあります。
アプリケーション1つとってみても、本を買って使い方を知ろうとしている間に、
「こっちの方が使いやすいよ」と、新しいアプリケーションが出てきます。
頭を入れ替えないと、付いていけなくなっています。
つい100年前、おじいちゃん、おばあちゃんの写真の中には馬車が写っています。
今は日常で馬車を観ることが出来ません。
記憶をたどれば、せいぜい「ロバのパン屋さん」がパンを積んで売りに来ていた位です。
車が行き交うようになり、ロバが肩身の狭い思いをしながら消えて行きました。
馬車を作っていた人はより良い車輪を開発し、もっと早く、もっと心地よい乗り心地を追求していました。
移動手段としては馬車が最高の乗り物だったのです。
しかし、僅か10年足らずで街の乗り物は馬車から車に移っていきました。
それを進めたのは消費者です。抵抗したのは職人です。
スマートフォンも同じです。
黒電話からガラケー、スマホに移っていきました。
それを進めたのも消費者です。
結局メーカーは製造中止にせざるを得なくなりました。
今は電気自動車が出てきています。
今回は以前のように自動車会社ではなく、全く自動車会社とは関係のない、
決済サービスの起業家であったイーロン・マスク氏が、コンピューターから車を作ったのです。
氏は、電気自動車のテスラや民間宇宙開発起業のスペースXの創業者兼CEOである人です。
電気自動車を作ったのも、早く走る為ではなく、地球温暖化を遅らせるために作ったと。
CO2ガスを20%減らすことにより、地球温暖化を食い止めることになるから、と。
テクノロジー(科学技術)が製品を生み出すための単なるツールではなく、
テクノロジ―が製品を作る時代になってきたのです。
今までのように、企業が作ったものを消費者が買うのではなく、
消費者がテクノロジーを選ぶ時代になってきたのです。
デザインや目に見えるハードウェアも大切ですが、
目に見えないソフトウェアの時代に来ていると思います。
技術開発に限らずなんでもそうですが、物事は常に変わり続けているものだと思います。
そんな中で、変わることを恐れていたり、変わることに抵抗してみても、
あまり意味がないように思えてきました。
寧ろ、時代に取り残されていく自分しか想像できません。
これからは、本来のいいものは残しつつ、変わり続けることが当たり前の世の中になって行くのだと、
認識を変える必要があると思いました。
じゃ、また明日!