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ある人のBlogで「共感」について書かれてありました。
著者は、辞書的には「共感」とは「嬉しいとか悲しいとかを、誰かとシェアしている状態」
私が調べた大辞林では「他人の考え、行動に全くその通りだと感ずること」
「他人の体験する感情を自分のもののように感じ取ること」とありました。
面白いのはそこからで、Blogの著者は、辞書には欠けている「共感」がある、と。
「今ここにいる相手の存在がきっかけで生じる」と言う大切な要素を含んでいる、と述べられています。
よく言われる「それ、わかる~!」は共感していない状態。
Aさん「○○さんと一緒に帰ってドキドキしたわ」と言うと、
Bさん「あ、わかる~。私も初めてのデートの時はドキドキしたわ」
これはAさんの体験談への共感ではなく、Bさんが自分の話にすり替えてしまっている状態。
Bさんが共感するなら、Aさんがドキドキした気持ちを感じて、Aさんの気持ちに寄り添う事。
つまり「相手は今こんな気持ちなのかな・・・」と思いを巡らす理解。それが共感的理解だとか。
そして、それでもまだ完全な「共感」とは言えず、最後の一番大切な要素は「安心感」。
Aさんが泣いていて、それを見たBさんが「Aさん、つらいんだね」と寄り添った時、
Aさんが「あぁ、自分はこのままの自分でいいんだ」と、Bさんに受け入れられる感じがしたら、
その時が「共感」のゴール。
よって「共感」とは「相手に安心感が生じること」「共感される側に安心感・幸福感が生れること」。
気持ちのキャッチボールを経て「自己肯定感」や「救い」や「安心感」を感じられるかどうか。
それが「共感」の正体だとか。
うーん、「共感」がここまで深いとは、思ってもいませんでした。
それにしても、私は「共感」ではなく「話のすり替え」ばかりしている自分に、初めて気が付きました。
じゃ、また!