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自分の本当の声を聴くのは難しいです。
自分の心の奥底にあるものは、自分すら正直に教えてくれません。
それは、小さい時からの思い込みや自分自身の誤解が、なかなか素直に心を開いてくれないのです。
しかし、そう思っているのも自分です。
本当は心の奥底からはいつも声を出しているのに、自分が聞き逃しているのです。
或いは、聞こえないふりをしているのです。
誰しも心の奥底には澄んだ心が存在しているといわれます。
その透明度は生まれてからの経験が、左右しているようです。
出会う人によって、透明度を高めたり、濁らせたり。
心は水であり、その水が穏やかであれば水鏡となり、真の自分の姿を映し出すとか。
自分が本当の声を聴きたいのなら、澄んだ心の状態で自分に問えばいいのです。
確かにその通りで、簡単なことです。
しかし、その前に身にまとっている濁った衣服を脱がなければ、澄んだ心が見えないのです。
丸裸になるまでには、少し時間が必要なのです。
そう思って今まで来ていました。
けれども、そう思っているのも自分だけかも知れません。
自分が本当の自分声を聴きたいと思えば、一瞬にして聞こえるようになるものなのかも知れません。
なぜなら、自分の思い込みほど強いものはないからです。
本当は、必要な時にはその澄んだ心はいつでも見えるのかも知れません。
自分が腹を括れば、自分の意識と周りの共鳴するものが一体となり、
自分の心の水鏡が浮かびあがってくるのかも知れません。
いつまでも尻込みしないで、堂々と裸になればいい。
腹を括って取り組めばいい。
そうすれば、自分の心の水鏡の存在も確認できるし、
自分の思った人生の第一歩を踏み出せるようになるかも知れません。
人間の心の中には色々なものがあるようです。
水鏡であったり、龍が住んでいたり。
いずれにせよ、それらすべてを含んだのが、自分自身なのです。
そう思えば、人間って面白い生き物です。
じゃ、また明日!