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私の近くに「give」の人がいます。本当は「 give & give & give & give 」の人です。
私はまだ「 give & take 」 レベルで「 give & give 」 にさえ届いていない状態です。
何故その方がそこまで徹することが出来るのか。
それは「自分は本気で変わらなければ」と思われたから。
そして、変わる時に最も大事なことは「手放す覚悟が必要」と、わかっていたから。
現実は手放した瞬間から動き出し、捨てた瞬間から、目の前に起きる出来事の意味が全て変わって行く。
そのためには自分にとって一番大事なもの以外は全て捨てる覚悟が必要だ、と、悟られたのです。
そこから、もっと人の役に立つことをしていこうと思い、人に信頼されるようになっていかれたのです。
元々「この人は!」と思った人には、とことん尽くすタイプの方だったので、
単純に、何の見返りも考えず誠実に「この人のためだったら」と尽くされました。
それが人から信頼されることに繋がり、人から引き上げてもらうことに繋がって行ったのです。
相手がどん底に落ちた時、自分も一緒にどん底まで行くという覚悟で最後まで give する。
先ずは徹底的に give して give し続けることが、この方が社会から認められる基礎だったのかも知れません。
この基礎が、人と真剣に向き合う、本気で向き合えば相手は心を開く、という実績を積み上げていかれたのだと思います。
相手に give するためには相手を知る必要があります。
その為には、本音を言い合える信頼関係を築くことが大切になってきます。
私も昔から人との関係と言えば「信頼関係」だと思っていました。
嘘のない、本音で話し合える信頼関係がないと、相手を正しく知ることは出来ません。
相手を正しく知ることが出来なければ、本音で話し合うことなど出来ないのです。
自分がどれだけ相手に対して give できるのか。 give したいと思っているのか。
これが人との関係に於いての基礎となるのだと思います。
江戸時代から明治時代にかけて日本各地で活躍した近江商人の「三方よし」精神。
「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」
これこそが現在の「 give & give & give 」に相当すると思いますし、
「無償の愛」ほどエネルギーを含んでいるものはないと思います。
そのエネルギーは人を奮い立たせ、人に力を与えるエネルギーです。
生きる意味を与えるエネルギーです。
そして、人を包み込むエネルギーだと思います。
「 give & give 」にも到達していない私ですが、
願わくば 「 give & give & give 」までは到達したいと思っています。
じゃ、また明日!