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大局観とは、物事の全体の動き・規制についての見方・判断。(デジタル大辞林)
物事を見るときは、よく「大局的に観なさい」とか言われます。
要は、全体を見通しなさい、とか、総合的に見て判断しなさい、とか言われる場合です。
広い視点で物事を見られるようになるのは、大切なことだと思います。
その、広い視点というのは「多面的」「長期的」「根本的」視点という事で「多・長・根」と言われているようです。
「多面的」に捉えるという事は、複数視点で捉え全体像を把握するという事です。
物事には裏表、陰陽があります。
その両方を見れば、全体像が見えてきます。
学生の時の授業にも出てきた「群盲象を評す」というのがありました。
「象とはどのようなものですか?」と聞くと、脚を触った人は「太くて大きくてがっしりした丸太のようなものです」と答えました。
別の人に聞くと「細長いようなものです」と答えました。この人は尻尾を触ったのです。
どれも、部分的には間違ってはいません。
しかし、それでだけでは象の姿が浮かび上がって来ません。
其々の触った部分を1つにして、やっと象の姿が浮かび上がるのです。
よって、物事を正確に掴むためには、全体像を把握する必要があるのです。
そのためには、異なる複数の視点で見て、自分の視点だけではなく、相手の視点で見ることも大切です。
「長期的」に見るとは、長期のスケジュールで考えることです。
2020年3月30日、東京オリンピック・パラリンピックが2021年の夏に延期が決まりました。
4カ月前のことです。
新型コロナウイスは、初めてのことなので、各国は予想がつきません。
致し方ないことかも知れませんが、今、日本では秋から冬にかけて第二波が来ると言われていましたが、
すでに連日今までの記録を塗り替える数値になっています。本日の東京は感染者が460人越えのようです。
来年夏、日本が治まっていたとしても、世界中がどのような状況かわかりません。
この際、安全確認のため1回分延期して、パリの時に日本がやるようにした方がいいのではないかと、個人的には思います。
しかし、それも皆が思っていてもお金が絡んでいるので、決まらないのでしょうね。
「根本的」に考えるとは、本質まで立ち返って考えるという事です。
本質を見るのは、難しいです。
インプット情報に対して鵜呑みにせず「なぜ?」を繰り返して「それってどういう事なのか?」を問う事です。
具体的なものを一般化。抽象化することです。
これらの「多面的」に捉え、「長期的」に考え、「本質的」に物事をとらえることによって、大局観は磨かれるのだと思います。
難しいけれど、失敗しないために、そして結果を残すためには、大局観を磨くことは必要な事だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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