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世の中で「人がいい」と言われる人は往々にして断れない人です。
断れない人は、人に都合よく利用されやすい人です。
子供の頃から「素直ないい子」と言われてきたので、自己主張が苦手になっています。
自己主張しすぎるのも問題ですが、全く自己主張できないのはもっと問題です。
私は内弁慶で、外では「NO」が言えなかったのです。
嫌という感覚よりも、人と争うくらいなら自分が損してもいい。最後になってもいいと思っていたタイプです。
「我慢は美徳」とも言われますが、昔はそうであったかも知れませんが、今では「我慢は恨み」のようです。
我慢しても何もいいものは残りません。恨み、不満しか残りません。
そうであるならば「NO」と言った方が良いのです。
錯覚しているのは「NO」と言ったら相手の人を傷付けるかも知れない。
人を傷つけたくないから、そのままにしておこう。と、思う事です。
しかし、傷ついているのは「NO」と言えない自分自身です。
我慢しても、何一つ自分にとっていいことはありません。
「NO」と言えば何だか冷酷な人間のように思われるかも知れませんが、本当はその方が親切なのです。
嫌な顔もせずに親切にしていれば、相手はその嫌なところが直りません。
「NO」と言われて初めて、本人は「これじゃ、通じないんだ」と気がつくのです。
相手に気付かせてあげるのも親切です。
自分は変えられても人は変えられません。
だったら、変えられない相手を変えられないまま、そういう人だと受け止めるだけです。
相手を変える必要はないのです。
自分の受け取り方を変えれば良いだけの話です。
「NO」と言えないのは、結局は自分が自立していないからだと思います。
自立していないから、自己主張が出来ないのだと思います。
「YES」でも「NO」でも、素直な自分の気持ちを伝えるのが、相手にとっても一番親切だと思います。
相手にどう思われようが、意思表示をしないと、相手も間違った判断をしてしまい、結局はお互いが無駄な時間を過ごすだけです。
自立するためにも、意思表示をしなくっちゃぁ。
と、思った次第です。
じゃ、また明日!