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目的と手段は時として入れ替わるというのは、かねてから書いていました。
「目的」とは目指す事柄であり、「手段」とはその事柄を実現するための方法・行動です。
よって、目的と手段は1つのセットとして考えていました。
そして、その時々のレベル、段階によって、目的が手段になり、手段が目的となって入れ替わり、最終目的に近付いていくのです。
最終目的に辿り着くまでには、いくつかの目標があります。
例えば、富士山の5合目あたりの山を登ってみるとか。
登れたら次は7合目までの山を登ってみるとか。
富士山のご来光を見てみたいと思った場合「富士山に登ってみたい」だけでは、目的は達成されません。
何故なら、富士山に登る体力が必要であるし、登山道具も揃えなければなりません。
これが目標となります。
先ずは筋トレをして体力をつけ、近くの山を登るという目標です。
この具体的な目標が手段に当たります。
その時に忘れてはならないのが、自分は何のために筋トレをやっているのかという理由です。
山登りもしたことがない者が富士山のご来光を見るというのは、かなりの準備がいります。
筋トレにしても、先ずは体力づくりから、足腰を鍛えなければなりません。
そのためにはランニングもしなければなりません。
きつい筋トレやランニングをやっている時に、筋力をつけるための重量やランニングの距離ばかりに縛られて、
そもそも何のために筋トレやランニングをしているのか忘れてしまう時があります。
そうなると「目標疲れが」生じてしまい、楽しみのはずの富士山のご来光が吹っ飛んでしまうのです。
目的には理由(根拠)があるはずです。
ご来光を見たいという理由(根拠)で富士山に登るという。
その富士山に登るという目的のために、筋トレ・ランニングという目標を設定し、毎日練習に励むのです。
自分を振り返っても、段階を追って目的と手段は入れ替わって行っています。
目標迄の時間が長いと、途中でそもそも何のためにこれをしているのかという、理由(根拠)を忘れてしまい、ただただノルマのように目標数値に囚われて、結局は「目標疲れ」で終わってしまうのです。
よって、目的には「なぜ? 何のために?」という理由(根拠)が必要で、
そこをしっかりと心に留めておく必要があると思います。
じゃ、また明日!